スタートラインはこっからだ、個性授与式 ページ1
守美side
輝く水平線をバックに、全てをやりきった出久君が、猛々しい雄叫びをあげていた。
私がまずしたのは、自分のスマホに保存した写真を見ることだった。
スマホに映る、１０ヶ月前の海浜公園。
守「何これ…同じ場所に見えない。あのゴミの山を、ここまで綺麗に！」
オ「指定した区画以外まで、チリ一つ無くなってやがる……マジかよ！！ギリッギリで仕上げやがった！！“完成以上”に！！
オーマイ…オーマイ……グッネス！！」
守「いずぐぐん”！！」
積み上げたゴミの上から、出久君がふらりと足を崩した。
マッスルフォームになった八木さんがキャッチする。
彼の体は疲労と寒さに震えていた。
守「い”ずぐぐん”！おづがれ”ざま！」
オ「緑谷少年、おつかれ！」
出「オールマイト…守美ちゃん！僕…で……できました……！」
オ「ああ驚かされた！エンターテイナーめ！十代って素晴らしい！！ほら、見ろよ！！これ１０ヶ月前の君さ！」
守「こっぢも”ある”よ！ほらいずぐぐん”ぷよぶよ」
オ「絶盾少女、言い方言い方。あと涙拭きなよ。
とにかく……よく頑張ったよ、本っっ当に！！！ようやく入口の蜃気楼がうっすら見えてきた程度だが、それでも確かに器は成した！！！」
スマホの中の彼はもうどこにもいない。
泣き虫こそ直ってはいないけれど、ヒーローとして戦える、鋭く引き締まった体になった。
１０ヶ月という短時間で成した急造品には見えない、がっちりとした体つき。
守「グスッ…頑張った甲斐あったね、出久君。これで晴れて君は…ワン・フォー・オールの継承者になれます。雄英合格、ヒーロー就任に近付きました。さあ早く、継承しましょう！」
出「うん…ッ！」
オ「授与式の前に涙拭きな！その泣き虫直さないとね！」
ぐしっと涙を拭き、顔を上げた出久君は、本当に嬉しそうに笑っていた。
その顔に、また目の奥がツンとなる。
本当によく凄いよ、出久君！
オ「これは受け入りの台詞だが…
最初から運良く授かった物と、認められ、譲渡された物ではその本質が違う！
肝に銘じておきな。これは、君自身が勝ち取った力だ！！」
ブチンッ！
……えっ。
オ「食え」
出「へぁ！？」
守「ぇええええッ！！？髪の毛をですか！？」
オ「いやまぁDNAを取り込めるなら何でも良いんだけどさ！時間無いから！さぁさ食え！」
守・出「そういう感じなの！！？」
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咲き(プロフ) - アクトさん» トップにアップできました！イラストお待ちしています！ (2018年9月24日 16時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - アクトさん» 良いですよー。ただ、私自身IMELOG使ったことないので、見方さえ教えてくだされば (2018年9月24日 9時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
アクト - すみません！IMELOGにあげようと思ってるんですがいいですか？ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - アクトさん» わかりました！できれば今日か明日に載せます。載せられるでしょうか…エラーが出るんですよね。原因不明…何か心当たりがあれば教えてくださると助かります(エラー出たらTwitterにでも揚げます) (2018年9月23日 18時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
アクト - イラスト載せてくれるとうれしいです！髪の毛がロングなのか短めなのかわからないので(。>д<) (2018年9月23日 18時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年9月11日 12時
