海賊退治2 ページ38
サジャータside
サ「(…おねーちゃん達、だいじょぶかな)」
バルナーさんの肩に乗って、遠くを見てるけど、だいじょぶそう。
凄く楽しそうに、こっちの合図を待ってるみたい。
…でも心配。
ワ「ギーヴ兄ー、そろそろ良いよって、ナルサス兄がー」
ギ「よし!おぬしら、頼んだぞ!」
商人・水夫「「おお!!」」
バルナーさんよりかは小っさい男の人達が、
たくさん、樽が海面上に流れてく。
……ここの人達、こんな協力的だったんだ。
何で昔は、酷い人ばかりだったのかな。
まあ、今もそんな変わんないけど。
何でアルスラーン達には、こんなに笑顔で、優しいのかな?
アルスラーンが偉いからかな。
アルスラーンが、優しいからかな。
あたしも昔、優しくて偉かったら、皆に優しくしてもらえたのかな?
バ「……臭い……」
サ「……へ(^_^;)ナデナデ」
バルナーさんが苦しそうだから、頭撫でたげた。
樽の中には、酒がたっぷり染み込んだ綿が詰まってるんだよ。
あたしが詰めた。
鼻が曲がるかと思ったよ。臭かった。
ギ「火を放て!」
先っぽが燃えてる矢が、筏の樽に刺さった。
ボォォォオオオォォォォッ!!!
…わー。
酒って燃えるんだね。
初めて知ったよ。
サジャータはちょっと偉くなりました←
便利だね、酒って。飲めるし
燃えるし薬にもなるし。
他にもなんかに使えるのかな。
………ていうかさっきより臭い。
バルナーさん苦しそう。
あたしはバルナーさんとあたしの
スカーフ(防塵布)を、口許まで引き上げて、鼻を押さえながら作業を見守った。
火の塊になった筏は、次々海賊船にぶつかっていった。
……焦げ臭い。
洪水の大波のせいで自由に動けないでいる海賊船に火がたくさん燃え移る。
さっきから耳にギンギン
響いてた、海賊達が怒ってる声が、全部助けを求めるような悲鳴に変わった。
…あ、シェンヴにーちゃんと
ジャスワントにーちゃん達が乗り込んでく。
サジャータもアルスラーン達と海賊倒しに行きたかったなー。
………でも片足じゃあ、足手まといだもんなー…。
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サヤノ - 咲きさん» 咲きさん、こんにちは、お久しぶりです、近頃はコロナウイルスの影響で買い出し以外は外泊は控えてますが、咲きさんは変わりはありませんか? コロナ対策法では手洗い、うがい、消毒を済ませるようにして下さい、くれぐれも気をつけて下さいませ。 (2020年2月22日 11時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
アル戦ファン - 最新のニュースですよ!アルスラーン戦記がミュージカルするんですよ。東京と大阪でしますから、私の場合、現地に行かないと行けませんね。その前にチケットを手に入れないと! (2019年4月28日 20時) (レス) id: 2ddfe4a912 (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます。長らく更新していないにも関わらず、このようにコメントをいただけて幸せです (2019年2月5日 20時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 咲きさん、お元気でしたか? 私は毎日毎日読むのを楽しみながら元気しています…必ず応援してます! (2019年2月4日 15時) (レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - アル戦ファンさん» わかりました。この章はもうお話がいっぱいなので、次は続編から書きますね (2019年2月1日 23時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲き | 作成日時:2017年3月11日 21時