大災厄の世界改変物語Ⅲ【HQ】 (ページ9)

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食堂⇔日曜日ページ9

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「あ、すーちゃん、おはよう」

朝、食堂で1人ご飯を食べていると及川さんが声をかけてくれた

おはようございます、と返して顔を上げると隣には岩ちゃん先輩と…見たことのない2人

「おー、初めて見た。君が及川がいつも言ってるすーちゃんね」

ピンクの髪の色をしたちょっと特徴がある顔の先輩と、

「よろしくね」

おっと、こっちの方が顔が濃いかなって感じの先輩

及川さんに紹介してもらうと、花巻先輩と松川先輩というらしい

「結局パーティは誰と一緒になったの？」

「あれ、及川さん聞いてないんですか？赤葦と一緒になりました」

そう答えると、けーくんめ…と拗ねたご様子。

「パーティメンバーは大事にしなよー？この俺たちみたいに」

そういうと、松川先輩と肩を組んでピースする花巻先輩。

あ、お二人は同じなんですね

「じゃあ、及川さんと岩ちゃん先輩も？」

「あーあいつらは俺たちと違うパーティで仲良くやってる」

と、松川先輩。あれ、違うけど仲がよろしいんですね

「ちょっと3人とも先に行ってて～」

及川さんがそう声をかけた。まるで聞かれたくない話があるような…

「すーちゃん！まだ1週間しか経ってないんだけど…実はじっちゃんから連絡がきてね！箒ができたらしいんだ！」

嘘。もう？早すぎない？

だってじっちゃんは一ヶ月かかるって言ってたよね

不思議な顔をしていたからだろうか、及川さんからのフォローが。

「多分すーちゃんと早く会いたかったのと、張り切りすぎたんじゃないかな？」

と、優しい表情の及川先輩

「実はね…ここだけの話。あそこにすーちゃんを連れてきてくれってじっちゃんが頼んできたんだ！」

絶対じっちゃんには内緒だよ！と付け加えた及川先輩

そう、だったんだ…

どこで私のことを聞いたのだろうか。

それだけがぐるぐると頭を回る