大災厄の世界改変物語Ⅲ【HQ】 (ページ38)

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1年教室⇔サークル案内ページ38

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「そろそろみなさんも学校に慣れてきたからだと思います。」

そう言いながら前の席の人たちにプリントを配る武田先生。

そうなると思い出すのは孤爪さんからプリントを乱暴に取られたこと。

あいにく今日は一年生教室なので違うから一安心。

私のところにも回ってきたプリントを一枚とって後ろに回し、プリントを見る

［サークルのお知らせ］

この学校、サークルがあったんだ

サークルってあれだよね、部活動みたいなもの

「一般の高校では部活動、という言葉が聞き慣れていると思います。

ですが、一般の高校生が出られるような大会には残念ながら魔華洛学園のみなさんは出られません。

ですのでこの学園ではサークルという形を取っています。

学園からのサポートとしては活動場所の提供だけです。

また、活動内容によっては費用を支援することもあります。」

そっか。部活動ってないんだ

ちょっと部活動に憧れてたんだけどな

私の部活動のイメージって、こう、

全国優勝に向かってみんなでがんばる、とか

下手で初心者な子がぐんぐんつよくなっていく、とか

圧倒的に強い人が、強敵やライバルが現れつつそれを倒して行く、とか

そういうものを想像していた

けれど今先生の話を聞くに、文化系のサークルが多い模様

ちょっとばかり残念ではある。

まあ私にはどうせ無縁だ

スポ根のようなものにはきっと馴染めないだろう

それでも、見てみたかったんだけどね

「今日の午後、サークル紹介があるのですが…残念ながら朱雀院さんは授業があると思いますのでそちらを優先してください」

え、そんな。あんまりじゃない？

みんなだけ、ずるい。

私は後から個人的に回ってください、だなんて。

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