大災厄の世界改変物語Ⅲ【HQ】 (ページ16)

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里⇔課外授業ページ16

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1年教室で先週と同様、授業かと思いきやなんと今日は課外授業。

なんでも、みんなでオーラを見に行こうとというもの。

人にはそれぞれオーラがあると言われている。もちろん、ある程度の魔力保有者に限る。

そのオーラで自分の魔力について少しでも多くを知り、戦い方を考えて、より有効に使おうという目的らしい

ということで里にやってきている。

「みなさん、全員いらっしゃいますか？」

あいも変わらず弱々しい声の武田先生が問いかける

が、里に降り、初めてのオーラともあってか辺りはガヤガヤしており、声が通らない

かわいそうに、武田先生。

それにしても里にオーラを見てくれる人がいるんだなぁ

私自身もとても楽しみなのである

魔法は教わったことあるけれど…なぜかオーラを見てもらうことだけは許してくれなかったんだよね

まあ私にはあんまり関係なかったのかな。どうせそんなに魔法は使わない。

日常生活で使ったりするくらいだったし。

けれど今は違う。いつか攻撃魔法をバンバンに使いこなして強くなるためにも。

その第一歩がオーラを知ることだと思っている。

そう、モチベーションは高いのだ。

「これも個人情報ですので、一人一人見てもらいます。よって、順番が来たらここに呼び出しますのでそれまでは自由にしてください。

ただしこの付近にいてくださいね」

あら、自由時間になってしまった。

トップバッターは日向のようだ。

いつもワクワクした表情の元気っ子なのに…表情は曇っていて下を向いている。

なんか、日向らしくない。

横目で日向を見ていると

「時間あるならちょっと話せるか？」