大講義室⇔魔字学 ページ38
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「この時間は魔字学だ。今から魔字で自己紹介する」
そう言って、少し年をめしたおじいちゃん先生は黒板へ向いた
「ね、赤葦。魔字ってよくわからないんだけど」
さっきの授業の時のように赤葦に話しかけると、赤葦は目を開き、焦った顔をした
え、どうしたの？
「こらそこ！ワシはあいつと違って厳しいから覚悟しとけ！私語は許さん。」
びゅん、とホワイトボード用のペンが目の前を通り過ぎた。
何この先生。怖。
「ん？お前さんは見ない顔だな。」
じろり、とわたしの顔を睨むように見てきた先生。迫力が満点のこと。
「2年生で転入してきました。朱雀院です。」
自己紹介をするも、なにか勝手に納得したようで、黒板に向き直った。
わたしは赤葦の方に向きなおり、ごめんと手で伝えるとドンマイ、という表情の赤葦。
この先生、覚えとこう…
先生が黒板に書きおわり、こっちを向いた。
その文字は至って普通の文字に見える。
烏養先生…？って同じ名前？
そこで先生がぱちっと指を鳴らすと…
烏、養、という文字がわたしの目の前で弾けた。
びっくりした。
「驚いたか？」
と満足げな先生。
「魔字とは、最近ではおれたちの話す言葉に魔力を込めればこんな風に遊べるようになってきた。
これも魔字と呼ぶ。が、しかし。魔法を使うものにとっての魔字とはこれではない。
学問として使うのはこっちだ」
そう言って再びパチンと先生が指を鳴らすと、ホワイトボードの右に文字が浮かんできた。
その文字は普段私たちが話す言語ではなかった。
けれど、これ。私知ってる…
「こっちがおれたちにとっての魔字。これを勉強する。
目的は、魔法の原理の理解。だがお前たち若造には無理だ。
まあ魔字が書ければ固有魔法を作れるからそっちを頑張れ。」
なるほど、みんな意気込んでいるのはそのためなのか。
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セラフィム(プロフ) - 甘味香涼さん» ありがたき幸せです(*´∀｀*) 私もそのうち、忙しくなって更新できなくなるかも…。出来るだけ話数ためて更新したいです。それは我が家恋しいですね…。前の悠々学園も、新しい悠々学園も私の中で生きてます！ (2018年5月20日 22時) (
レス) id: 86151c4ca6 (このIDを非表示/違反報告)
甘味香涼(プロフ) - セラフィムさん» ひっそりファンになっております|ω・*) うふふ、仕事……いま研修で家で出て、パソコン触れられないんですよね……。我が家に帰りたい。6月8日には帰れるので、その後体調良ければ修正の続きやりたいです。セラフィムさんは更新頻度高いので、読んでて嬉しいです。 (2018年5月20日 19時) (レス) id: 58cac626e0 (このIDを非表示/違反報告)
セラフィム(プロフ) - 甘味香涼さん» 甘味香涼さん！ありがとうございます（ ; ; ）まさか、あなた様からコメントをいただけるなんて…気付いた時思わず天を仰ぎました。あなた様の作品が1番楽しみです。お仕事大変でしょうが、続き楽しみにしてます！ (2018年5月20日 19時) (レス) id: 86151c4ca6 (このIDを非表示/違反報告)
甘味香涼(プロフ) - 続編おめでとうございますー！ 更新毎楽しく読ませていただいてます。理事長が何者なのか凄く気になります……続き楽しみにしてます！ (2018年5月20日 15時) (レス) id: 58cac626e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラフィム | 作成日時：2018年5月20日 13時
