里⇔信用 ページ16
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そして今の私がこれです、と締めくくった。
及川さんの方を向くと、いつの間にか彼も下を向いていた
「そんな暗い表情しないでください。私はこれでも恵まれていると思っています」
ね、及川さんと話すと、そっか。と私のほうに向きなおってくれた
「ごめん。詮索は無しってこの学園の推奨事項にもあるのに…」
いたってまじめに謝る及川さん。少ししょんぼり気味である
そういえば赤葦と一緒に学園の冊子を見たときに書いてあったような…
「いいですよ。及川さんも私に教えてくださったじゃないですか。じっちゃんを」
「うん…そうだけど…」
及川さんの曇った表情から見るに、この人も過去に何かあるのだろう
けれど今はむやみやたらに聞き出す時ではない
「また今度の時にでも、教えてくださいね」
優しい声色を出して言うと、こくん。とうなずいでくれた
するといきなり中央の噴水を囲うようにして地面からも水しぶきが出てきた
水が太陽の光を反射してきらきらとまぶしく輝いている
…なんて綺麗なんだろうか
時計を見ると、ジャスト15時だった
「それで、次はどこに連れて行ってくれるんですか？」
「そだね！気を取り直しておいしいケーキ屋連れてってあげるよ！」
そういって勢いよくベンチから立ち上がった及川さんはこっちだよ、と私の前を歩く
そんな及川さんの後姿をじっと見つめる。
この人は過去の話になると少し子供のようになるようだ
初対面の時に出していたあの鋭い雰囲気はどこへやら。
こんなに他人に興味を持つ人だと知って、結構意外だなと思う
それだけでも収穫だし、何せ私自身のことをこんなに話したんだ
信用は得られただろう
ケーキ屋へと向かっているだろうウキウキの及川さんの後姿をもう一度見る。
…ごめんね、及川さん。
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セラフィム(プロフ) - 甘味香涼さん» ありがたき幸せです(*´∀｀*) 私もそのうち、忙しくなって更新できなくなるかも…。出来るだけ話数ためて更新したいです。それは我が家恋しいですね…。前の悠々学園も、新しい悠々学園も私の中で生きてます！ (2018年5月20日 22時) (
レス) id: 86151c4ca6 (このIDを非表示/違反報告)
甘味香涼(プロフ) - セラフィムさん» ひっそりファンになっております|ω・*) うふふ、仕事……いま研修で家で出て、パソコン触れられないんですよね……。我が家に帰りたい。6月8日には帰れるので、その後体調良ければ修正の続きやりたいです。セラフィムさんは更新頻度高いので、読んでて嬉しいです。 (2018年5月20日 19時) (レス) id: 58cac626e0 (このIDを非表示/違反報告)
セラフィム(プロフ) - 甘味香涼さん» 甘味香涼さん！ありがとうございます（ ; ; ）まさか、あなた様からコメントをいただけるなんて…気付いた時思わず天を仰ぎました。あなた様の作品が1番楽しみです。お仕事大変でしょうが、続き楽しみにしてます！ (2018年5月20日 19時) (レス) id: 86151c4ca6 (このIDを非表示/違反報告)
甘味香涼(プロフ) - 続編おめでとうございますー！ 更新毎楽しく読ませていただいてます。理事長が何者なのか凄く気になります……続き楽しみにしてます！ (2018年5月20日 15時) (レス) id: 58cac626e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラフィム | 作成日時：2018年5月20日 13時
