大災厄の世界改変物語【HQ】 (ページ38)

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教室⇔お披露目ページ38

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なるほど。話す前にちらっとこっちを見たのはそーゆ―ことね。どうせいつも通りならここでAと戦うのは俺だもんな

俺がやるっていう前に仕方ないからって言ったの丸聞こえなんだよ

いっつも研磨は俺を使いやがる

まあ今回は…俺はAサイドにいるとみなしたのだろう

俺がアッシーと同じパーティー、それと初日に席のことでAをかばったことからここまで見抜いたか

まあ研磨だしな

あれだけガヤガヤしていた教室内が静かになり。結局研磨の意見が採用されたっつーわけで。
機械は使わないけど、修練場でやるみたいだからわざわざ移動

あいつどこだー？廊下に出たみんなの中からきょろきょろとあいつの姿を探す

あ、見っけた、と思ったが隣にはアッシー。ったく、仲良しだな。最後の最後につめてるのか。俺としちゃ別にみんなの前でボロボロになってくれたほうが獲得しやすいけどな

Aの緊張を解いたろうと思ったのに。

仕方ねーから

「なー、研磨なんで自ら申し出ちゃったわけ？俺を使わずにさぁ」

少し前方にいて、気配を隠し気味に歩いていた研磨に、代わりに探りを入れる。まさかこいつもAを獲得しにかかってるのか？

「…別に。ってか、わかってるくせに」

「へいへい。まあなんでもいいんだけどさー、お前が読書をやめてまでも興味を出すことについてはだいたい…」

「…裏があるっていいたいの？」

こっちを振り返るでもなく下を向いたまま、髪でいまいち表情も見えずにいる研磨が、俺の言葉の先を紡ぐ

「そこまで言わねーよ！ただ、厄介ごとが多い…ってかそれしかなかったような」

「…まあ、そんな深い意味はないよ」

角を曲がる瞬間、次は俺の顔を見て広角を少し上げて言い放つ研磨。

そんなわけねー。

研磨がそーいう顔をするのはさらにレアな時だ。ったく…こんなに研磨を突き動かすなんてな、A

完全に研磨から視線を外し、俺よりも前に歩いているあいつに視線を向ける

アッシーと笑いやがって。研磨をこんなんにしたんだぜ？なめてかかると痛い目あうぞ。今後の人生でも、な。

「…にろとも〈´ΓΓ、だね」

「おい研磨？今なんか言ったか？」

「…」

無視かよ。明らかに今言語ぼやけてただろ！