修練場⇔一期一会 ページ15
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「 ハアーイ！及川さんの登場だよ！けーくん、すーちゃん連れてきた！」
「ありがとうございます、及川さん」
「お、すーさん！なんだ？俺とやるか！？」
あの扉をいとも簡単に、勢いよく開けた及川さんと距離を取りつつ中へと入る
そこには赤葦さん、木兎さん以外に…2人いる
というか修練場って広い。天井も高いし不自由なく魔法使えるなぁ
あ、片方は木兎さんと戦ってた人だ
「お前となんて誰もやりたくねーよ。それよりこの子が朱雀院ちゃん？」
「へぇ〜なんか思ったより小さいっすね〜」
誰だ今小さいって言ったやつ。
「朱雀院 Aです。よろしくお願いします」
ああもう何回自己紹介すればいいのかなこれ。そしてもう鋭い人は勘弁
自己紹介を一応全員に向かってすると、まだ知らない2人が私の方に向かって歩いてきた
「俺は三年の黒尾 鉄朗な！よろしくすーちゃん」
「できれば苗字のあだ名でなく、名前で呼んでもらえませんか」
「おー、って言いたいけどワリイな、気に入ったわすーちゃん呼び」
私の髪をくしゃっとする黒尾さん…残念髪型の人。片目が隠れてて、これはこれで怪しい。
「俺は二口 堅治。同じ2年だし仲良くしよーぜーA」
「よろしくお願いします」
手をひらひらってさせてくる二口さん。なんか馴れ馴れし…フレンドリーで失礼な人。
小さいって言ったからね。小さいって。七三のサラサラヘアー
って私さっきから髪型で判断しすぎかもしれない
「朱雀院さん、口調。」
「ごめん赤葦さん」
おっと赤葦さん手厳しい。実は心の中では全く敬語じゃないんですよー
「俺のことはさん付けじゃなくていいよ。それと二口はにろって呼べばいい」
「おいアッシー！その呼び方やめろよっ」
「二口って長いじゃん。そっちこそアッシー呼びやめなよ」
「仲がいいんだね、2人とも」
「「まあ同じチームだからね(な)」」
言葉はそろってるのに声の温度差を感じる。
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作者名：セラフィム | 作成日時：2018年3月6日 23時
