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第弐話 ページ3

「あの〜……お邪魔しまーす…」

あ“ぁ〜!!結局来ちゃったぁぁぁぁ…今、夜だよ!怖い…さらわれる……

「いらっしゃい!」

「さ、さ、桜餅1つぅ……」

「あ、あいよ!」

声が震えててすみません…でも怖いんだもん!
しょうがないじゃん!!

「お待ちど!桜餅1つ!」

「ありがとう…ございます……」

わー!美味しそう!!
クンクン いい匂……アレ?この匂い……

「あの…すいません。
これ………火薬の匂いがしませんか?」

あの嫌でも嗅いだ火薬の匂い。いやー、人間凄いね。
10日間の間で覚えちゃったよ。

「……分かっちまったのかよ…何だよこいつ…
つまらねぇ……あー、つまんねぇ」

え、……まさか

「今ここで……喰うしかねぇな!」

い、い、嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!
鬼ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!
嘘でしょ!?現実には鬼いないってェェェェ!!
でも、人間だったらあり得ないような肌の色ぉぉぉ!
もうやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!わたし帰るぅぅぅぅぅ!

ザヒュッ

「え、」

わ、私……何をした?頸が……落ちてる。
鬼、の……頸が…落ちてる……

え!?は!?

殺しちゃった!?

え、ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい

と、取り敢えずほ、報告…誰かに……報告…

「痛っ!」

走ったら店の柱に頭ぶつけたぁ……地味に痛い。



「う“ッ」

頭が痛い……いや、ぶつけたからじゃなくて。
割れる感じ…グワングワンってする。

「いッ……これッ!」

…知らない人、風景なのに………

懐かしいと感じるのは何でだろう。


「…あ、」

戻った……今のは…何だったの?

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作者名:笑舞 | 作成日時:2020年1月5日 12時

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