【七つの大罪】王女が信頼する者は大罪人～second～ (ページ34)

今日:25 hit、昨日:3 hit、合計:83,666 hit

71.神器のありかページ34

エリ「と…とにかく、もっと肩の力を抜いてください」

キング「でも……」

エリ「ど…どうか…お気楽に！」

キング「は…はぁ、そういうことなら…」ﾍﾟﾌﾝ

キング「ふ～～～～久々で肩こったーー」

と、キング殿はもとの姿に戻った。
エリザベスもホッとしていた。

メ「あ、服が戻った。」

バン「団ちょの目はふし穴かよ♪

他人に気を使う暇があんなら――もっと気を使うべき相手がいたんじゃねぇのか」

キング「……！」

そして、二人の間に微妙な空気が流れた。が、

ぢゅう

ぢゅー

メリオダスが焼けたばっかりの魚を二人の口に押し付けた。

バン・キング「うぁちぃ～～!!」

メ「魚焼けたぞ」

エリ「それにしても、キング様ってとてもお強いんですね」

ふよふよ…

エリ「メリオダス様たち四人が苦戦した相手をたった一人で圧倒してしまうなんて…」

キング「そうそう」ｼﾞﾛ…

キング「その件で皆に聞こうと思ってた

たしかにあの聖騎士はなかなかの手強い相手だった。――けど、キミたちの本来の力なら倒せたはすだよ」

そうなんだよね…

ホーク「え？どういうことだ？」

キング「三人共、神器はどうしたの？」

ディ「失くしちゃった♡」

メ「売っちゃった☆」

バン「盗られちゃった♪」

貴女「アハハ…」苦笑

キング「…!!」ｺﾞｰｰｰﾝ

キング「ありえない!!」ｶﾞｰｰﾝ

キング「〈七つの大罪〉結成時にリオネス王国国王から賜った神器を――売った!!?」

メ「店の資金がかかっちゃって」

それ、一番ダメよね…

キング「盗まれた!!?」

バン「投獄されたときにな～～♪」

ｷｯ

キング殿はディアンヌを睨み付けるが…

うるる

キング「失くしちゃったものはしょうがないよ！うん！」

ディ「ボク…ボクってばダメな娘？」涙

キング「そんなことないよ～～～」

メ・バン「………」

キング「で、アノルは、ずっと団長といたんだよね？」

貴女「ま…ね…」

キング「なんで止めなかったの!?」

貴女「あー…止めたんだけど……ね…」

キング「そっか…」ｶﾞｸｯ

キング「それでキミの神器は？」

私の神器ね…持ってるけど…

貴女「持ってるには持ってるけど……」

メ「いまだに使えてないんだよな」

貴女「そうなのよ…」

メ「毎日特訓してやってんのにな～～」

少しは…使えるけど…それなら、普通に剣の方が……いまいち使い方が分からないのよね…