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70.〈怠惰の罪(グリズリー・シン)〉キング ページ33

貴女「あぁ…そこに──」

ルイジ「会いたい人に会って、ちゃんと想いを伝えられたんだね…」スウ…

でも…二人とも、透けていた。

バン「お前らその体…」

キング「ま…まさか…」

もう…死んでいるんだ…

ルイジ「僕たちはまた、お兄ちゃんたちのような人を都に案内するまでここで眠ってるよ…」

エレン「お兄ちゃんの料理、とってもおいしかった。ありがと…」フッ

そして、消えてしまった…

バン「こっちこそ……な♪」

そのことは、もちろん〈豚の帽子〉亭にいたエリザベスたちや、ディアンヌにも伝えた。エリザベスはそれを聞くと、泣いてしまった…


そのあと、私たちは湖の近くで休憩(?)をしていた。

パチパチパチパチ…

キング「そうだ…!この娘は団長とどんな関係なの?」

キング殿はエリザベスのことを聞いた。

メ「あぁ…こいつは…アノルの一番下の妹で、王国の第四王女様だ。聖騎士から王国を救うため、〈七つの大罪〉を必要としてんだよ」

キング「お…王女様!!?そ…それを早く言ってよ団長!!そうとわかってたらキチンと正装したのに!!」

バン「なぁにが正装だよ♪」

エリ「キング様、お気になさらずに…」

…正装するのに、着替えるのじゃなくて、力をいれてる…?なにする気かしら…

キング「〜〜んぐぐっ」グググ…

キング「ほっ!」ポンッ

ジョパンッ

と、キング殿は10年前の姿になった。って…

メ「おおっ服が変わった。」

バン「そこじゃねぇ♪」

たしかに、服も豪華なのに変わってるけど…

貴女「その前に、お酒をふかないでくれないかしら」

キング「いや…この姿になるにはずっと気を張る必要があってさ」

なら、ならなくていいんじゃないかと…

キング「〈七つの大罪〉〈怠惰の罪(グリズリー・シン)〉のキングです…」しゃなりん

エリ「…………」

さすがにエリザベスも引くよね…あの姿…

キング「以後、お見知りおきを…」

ホーク「…ブタだな」くっちゃくっちゃ

バン「え?」

貴女「食べ物を口に入れながら喋らないの!」

キング「王女様とは知らず、『死者の都』での非礼、お許しください!」ズイッ

近いし……もとの姿の方がいいよ…

エリ「そ…そんなことは…」

メ「エリザベスはそんなことで怒りはしねぇよ」グイッ

メ「本当に気がよくて優しいやつだからな」

カァ

まただ…エリザベス、メリオダスに良いこと言われたり、抱き締められたりすると…赤くなるよね…?

まさか……?

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作者名:シルネ | 作成日時:2017年9月10日 20時

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