60.稽古 ページ22
メ「じゃ、行ってくる!」
ガチャ
レノア「いってらっしゃい」
メリオダスに助けられて、もう半年…かな…メリオダスは「ダナフォール王国」の聖騎士団の団長を務めてる。あの時助けたも、任務の一つはだったらしい。
レノア「えーと…約束の時間までもう少しあるし…掃除でもしよっと…」
レノア「そろそろ行かないと…」
私は身支度を済ませ、約束場所に向かった。
レノア「お待たせー!」
アレン「別に、そんな待ってないから…」
レック「10分くらい前から待ってたじゃねぇか」
えっ…そんなに!?
レノア「それは…ごめん」
アレン「ううん…大丈夫!レック!!余計なこと言うな!!」ガンッ
レック「ってぇ…」
レノア「ほら、早く行くわよ」笑
私たち三人は聖騎士見習いで、毎日聖騎士に稽古をつけてもらっていた。
レック「今日は誰だろうな?」
アレン「父さんか団長さんか副団長さんがいいなー」
レノア「アレンの父上ね…」
アレンの父上は、メリオダスと同じ騎士団にいた。私達はその騎士団に入りたくて、その騎士団の見習い…だから、その騎士団の聖騎士が稽古をつけてくれている。
レック「……前から思ってたけど、レノアってなんかお嬢様っぽいとこあるよな?」
ギクッ
レノア「え…そ…そう?」
レック「サリーヌとはまた違った」
サリーヌはダナフォールの貴族、私はリオネスの王族、っていう違いなんだけど…こればっかりは……
レノア「気のせいでしょ?」
アレン「おーい!早くー」
レノア/レック「うん/おう」
そんなこんなで、城の門まで来た。
騎士「おぉ…これはこれはアレン様にそのお仲間の聖騎士見習いの方々…おはようございます」
騎士「どうぞ、お通りください」
レック「ちっ…相変わらず、アレンの顔パスだなぁ…」
レノア「私達は“あの”組織から解放された、ただの子供だもの…当たり前でしょ?」
カッカッカッ
メ「よーし、全員集まったな?」
アレン「あれ…今日は団長さんなんですか?」
メ「おう!」
見習いたち「うおーー!!」
「やったぁぁあ!!」
レック「へーーいつも忙しいのに!?メリオダスだと安心だな!」
メリオダスだと…皆、嬉しいの?
レノア「ふーん…メリオダスか…」
メ「なんだ、お前だけ嫌そうだなぁ?」
レノア「いや…別に…」
メリオダスには…いつも稽古つけてもらってるしな…慣れてるっていうか…
メ「ま、とりあえずメニューを言っとく!」
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作者名:シルネ | 作成日時:2017年9月10日 20時