40.バステ監獄 ページ2
ディアンヌは虫が…苦手だった…
エリ・ホーク「ええええ〜〜っ!!?」
ホーク「やべぇ、このままじゃ町は全滅だぜ!!」
貴女「はぁ…しょうがない…
“氷刃雨(ブレイドレイン)”！」
ｻﾞｧｧｧｱｯ
私が魔力を使うと、空から氷の雨が降ってきた。その氷は針のように尖っているため、虫たちを全滅さした。
人々が無事で…良かった…
エリ「これが……マーガレット姉様の言っていた…アノル姉様の力…」
ホーク「プゴッ毒虫全滅…すげぇえ!!」
ギルサンダーの時にも使ったけど……二人はいなかったわね。
貴女「二人とも、メリオダスのこと…改めて頼むわ」ﾀﾞｯ
ディ「ボクからも！」ﾄﾞﾝｯ
エリ「は…はい！」
エリザベスの声は小さくとも聞こえ、私たちはバステへと走った。
気づけば、ディアンヌがいなくなった。
貴女「え…？ついさっきまで足音も気配もあったのに……急に消えた？…瞬間移動…？」
魔術師でもいるのかしら…
いや、それでも気配はするはず……幻？まさか…
でも、ディアンヌならきっと…
貴女「取り合えず私は、ディアンヌを信じて進まないと…」
そう呟いて、また走り出した。
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
凄い地響き…
にしてもこれは…メリオダスとディアンヌの魔力だわ…
貴女「なぜ、あの二人が…でもまぁ、なんとかやるでしょう」
因みに私はバステ監獄の中、バン殿を捜している。
中はまるで迷路のようだ。
そんなとき、誰かの声が微かに聞こえた。
？「……す……………じゅ………て………を……めろ!!」
歩くごとにその声は段々とはっきり聞こえてくる。
？「しらみ潰しに〈七つの大罪〉バンを捜せ!!」
!!「〈七つの大罪〉バン」…そう言った！
近いわ！
？「いいから俺の替えの服と鎧を持ってこい!!早く!!」
騎士「は…はい」
そして、騎士と思われる者たちは走っていった。
そこには、銀髪で下着姿の女の子がいた。
…？どっかで見たような…？
？「!!!な…なんだお前は!?」
気づかれたか…
貴女「いえ…名乗るほどでも……にしてもあなた、ジェリコ…じゃないかしら？」
ジェリコ(ジェ)「な…！なんで知って…」
ジェリコ…ね…当たってるとはあまり思ってなかったけど……たしか、グスタフっていう聖騎士見習(今は分からないけど)の妹だったかしら……
貴女「あぁ…そういえば、ジェリコ…あなたさっき『バン』と言ったわね…どこにいるか…知らないかしら？」ﾆｺｯ
ジェ「!!!」
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作者名：シルネ | 作成日時：2017年9月10日 20時
