39.憂鬱な言葉 ページ1
エリ・ホーク「えぇ!?」
貴女「二人は、メリオダスを宜しく」ガチャ
私は窓を開けながら言う。
ディ「それならボクも行くよ」グッ
ディアンヌは立ちながら言う。
町人たち「うおっ」ビクッ
「動いた」
貴女「そう、助かるわ」ヒュッ
トンッ
町人たち「に…二階から飛び降りたぞ!」
「こいつら何モンだ?」
うるさいわね…
エリ「待ってください姉様!!ディアンヌ様!!わ…私もお供します!!」タッ
貴女「足手まといは結構。あなたにはメリオダスを宜しく、と言ったはずよ
力もない、体力もない、知識もない…そんなあなたにもメリオダスの看病くらいはできるでしょ?」
ホーク「おいアノル!!エリザベスちゃんはお前の妹だろ!!そんな言い方あるかいっ!!」
……妹でも、突き放すしか…ないのよ。
貴女「だから?姉妹だから何?三人の妹のうち、ベロニカは私のこと、凄く嫌ってたわよ?」
エリ「私は…私も…何かメリオダス様の力になりたいです…私が聖騎士を止めたいと言ったから〈七つの大罪〉の所在を探り出すためにあんな無茶を――…」
ドンッ
ディ「勘違いするな!!団長は別に君のために無茶したんじゃない!!
…ううん…君のためでもあるかもしれないけど…団長は…アノルが…アノルがどれほど国民のことを思っているか知ってるから……だから…」
貴女「ディアンヌ!!!
…行くわよ」
ディ「あ…うん」
ホーク「エリザベスちゃんよ、ここはアノルの言うとおり町(ここ)で待って―――――」
エリ「…え?」
貴女・ディ「……!」
あれは…?
ディ「バステ監獄の空が黒い」
貴女「どんどん…こっちに来てるわ…」
ブワァ〜…
ホーク「雨雲…?まさかまた聖騎士(ギルサンダー)じゃ…!?」
ギルサンダーがそんなにしつこいわけないし…それにあれは…雲と言うより…
ブブ…ブブブ…
貴女「この音…羽音ね…」
ホーク「ま…」
エリ「まさか…む…虫…?」
ブブブブブブブブ…
やばい
ホーク「それも…毒虫の大群だーーー!!」
ブブブブブブブブブブ
ビュッビュッ
ジュウッジュ ドロ…
その毒虫は液体を吐き出し、町のありとあらゆるものを溶かしていく。
町人たち「わあああーーー!!」
ディアンヌは…
ホーク「これってバステ監獄からの攻撃だよな!?ってことはやっぱ聖騎士の仕業じゃ…ディアンヌ!!ここは頼んだぜ!!」
ディ「キャアアアアッ!!ボク虫嫌いィイ〜〜!!」
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作者名:シルネ | 作成日時:2017年9月10日 20時