36話 ページ39
挑発が効かないと分かると、童磨は二人に名前を聞くことにした。
だが、当然カナトとカナヲが素直に言うわけもなく、二人は攻撃する。
「花の呼吸・肆ノ型、紅花衣」
「蝶の呼吸・壱ノ型、さざめき」
カナヲが童磨の気をひいたところで、カナトが背後から奇襲をかける。
童磨はそれを簡単に防ぎ、カナヲに扇を振り下ろした。
それを、間一髪でカナトがカナヲを突き飛ばして避ける。
その後もお互いに決定的な攻撃はなく、しかし人であるカナトとカナヲは少しずつ傷ついていく。
すると、ふと童磨は首をかしげた。
「あれ?猗窩座殿、もしかして死んじゃった?」
何か変な感じがしたけど、死んじゃったからもう分かんないや、と笑う童磨をカナトが睨む。
「えーっと、何だっけ?あっ、そうだ!君達に名前を聞いたんだよね」
「………私は栗花落カナヲ」
「僕は栗花落カナト………」
「胡蝶カナエと」
「胡蝶しのぶの」
「妹だ……!」「弟だ……!」
「……えっ、本当?肉質の感じからして、血縁ぽくないけど」
童磨は、まあ何でもいいか、と言うと猗窩座のことを話し出す。
最初はヘラヘラ笑いながら話していたが、急に悲しそうな顔になった。
「でも、死んでしまうなんて……悲しい。一番の友人だったのに……」
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くるみっこ - いえいえ間違えることは誰にでもあるので (2020年8月7日 21時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
木春菊(プロフ) - くるみっこさん» 今調べてきたら指摘の通り、色が違いました。作者の理解不足ですみません!直してきます (2020年8月7日 9時) (レス) id: 53ae1c88c5 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - (すみません誤字りました)つけたのだと思います。 (2020年8月7日 7時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - それでカナエさんが亡くなった時に形見としてつけたのでしょうか? (2020年8月7日 7時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - 初コメ失礼します。すみませんあの疑問というか指摘というか分からないんですが、三話のカナヲの髪飾りは赤紫に薄いピンクっぽい色ではなかったでしょうか?間違っていたらすみません。 (2020年8月7日 7時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木春菊 | 作成日時:2020年8月2日 22時