花と蝶の双子【栗花落カナヲ】

16話　炭治郎視点 ページ18

柱合会議が終わった後、隠の人に連れてきてもらった場所は、大きなお屋敷だった。

玄関から声をかけてみたが誰も出てこなかったので、庭の方へ行くことになる。


「お前、自分で歩けよな……」

「すみません……本当に体中痛くて……」


柱合会議の時といい、隠の人には迷惑をかけてしまって申し訳ない………。

そう思った時、蝶が顔の横を飛んでいった。

そういえば、蝶屋敷って言ってたな。

「あ、人がいる」

隠の人の声で前を見ると、蝶の髪飾りを付けた女の子がいた。

あの子、確か最終選別の時にいた………。


「継子の方だったかしら……名前は……」

「栗花落カナヲ様だ」


つぐこ………つゆり、かなを？

聞きなれない言葉に首をかしげていると、隠の人が話し始めた。


「継子って、相当才能がないとなれないのに、女の子なのに凄いよな……」

「でも、栗花落様はもう一人いらっしゃったはず」

「確か、双子だったか……」


そうか……柱に認められた剣士が、継子なのか。

もう一人の子は、最終選別でカナヲと一緒にいた男の子かな？

俺と同期だったのに、凄いな………。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
台詞がうろ覚え過ぎて自分でも怖いです。

そして更新が遅れてすみません………。

17話　炭治郎視点→←15話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す