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学生時代のヒョジュオンニはつり目メイクをしていて少し怖い印象だったけれど、今はナチュラルメイクで優しい印象だ。
それにしても何故ヒョジュオンニが私に謝るのだろうか。
「まさか、記事になるとは思わなくて。
軽率な行動をしちゃったんだ、ごめんね。」
眉毛を八の字に曲げて本当に申し訳なさそうだ。
そして、マイクを握るオンニ。
「お集まりの皆さん、私が記事になった美女です。
―――美女って自分で言うの恥ずかしいですね。」
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……私の予感が正しければ、これからオンニの独擅場が完成する。
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「でも、美女って書かれてよかったです、ふふ。
ソクジンとは大学時代からの腐れ縁みたいなものでAちゃんとは、Aちゃんが短期留学でうちの大学に来た時に知り合いました!
いやぁー、2人が結婚するとはね。まさか思わなくて――――」
まるで結婚式でのスピーチをするかのようなオンニのその喋りに私は彼と顔を見合わせた。
彼は"この女、どうしてくれようか。"
と言った具合のジェスチャー。
話がノッて来るとオンニは若干、いや、だいぶ面倒なのだ。
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作者名:ERI | 作成日時:2019年4月29日 22時