Medicine or Poison<過去編> (ページ3)

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初日はクラス分けテストを受けて解散だった。
出来としては可もなく不可もなく、まぁまぁだと思う。

それにしても新鮮だ。

大学自体もそうだけれど、歩いている学生さんもなんだか日本とは違う独特の雰囲気や趣がある。

…………韓国人の友達作りたいなぁ。

漠然とそう思った。

女子学生寮に着くと、目立つ掲示板があった。

そこには似つかわしくない日本語の張り紙が。

どうやら先に送ってあった荷物は各部屋に運んでくれているらしい。

部屋割が書かれていた。

私の部屋は……2階の201の部屋だ。

2人部屋って書かれてるから、誰かほかの人と一緒に使わせて貰うのかな。

仲良くなれたら、いいなぁ。

寮の扉を開けると

ステラおばさん似のアジュモニが、

「アニョハセヨォ⤴！」

と、ラーメン屋さんの"Hey、いらっしゃい"のテンションで癖強めの挨拶をしてくれた。

どうやら、寮母さんみたいだ。

『こんにちは、お世話になります。これから宜しくお願いします。』

飛行機の中で何度も練習したこの言葉をついに使う時がきた。

すると、ステラおばさんは何やら学校から渡されたであろう顔写真付きの資料と私の顔を見比べて。

「貴方は―――――Aね。宜しくね。」

柔らかい笑顔で迎えてくれた。

『はい。』

寮母さんとの挨拶が終わり、いよいよ部屋の前に来た。

緊張する。

どんな子だろう――――――――

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