自信〈ジョシュア・ブーン〉 ページ2
ベイブレードワールドリーグ決勝、BCソルVSニューヨークブルズ。
さっきのバトル、ジョシュアは負けた。ビッグ5のジョシュアが、だ。
許せなかった。ジョシュアは輝いているべきなのに。
負けるなんて、自分のプライドが許さなかった。
もう後がない。次のバトルで負けたら、優勝を逃すのだ。
「次もジョシュアが出る！」
ジョシュアが言ったら、チームメイト一同は驚いた表情をした。_____ただ一人を残して。
プルルルル……
電話だ。
「絶対勝てるフリーを出せ」
聞き慣れた声で、あの人も言った。チームメイトの意見をも代弁しているかのように。
次もジョシュアが出たい、そう伝えると、通話口の先からは、
「たった今負けたのは、君だったのではないかね？」
その言葉。
この瞬間、ジョシュアの中で何かが吹っ切れた。
自尊心をすべて傷つけられた。と同時に今まで感じたことのないほどに腹が立った。
ガシャン！
勢いよく受話器を叩きつける。メンバー内の雰囲気は凍りついた。今度もまた、彼だけは反応を見せなかったけれど。
理性など残っていなかった。
ジョシュアは勝てる。なのに。
彼がおもむろに立ち上がり、次のバトルへの出場を申請しようと腕を伸ばした。
ジョシュアは反射的に彼の腕を払った。そして自分が申請した。
彼を見れば、珍しく不服そうな顔をしていた。決して言葉には出さないのが、さらにいじらしかった。
「ジョシュア！オーナーはフリーを出せって言ったじゃないか！」
チームメイトは
「優勝をプレゼントしたら問題ないだろう」
そう吐き捨てた。それから一度、彼の方を向く。
「本当に…勝てるんだ…？」
いつもの無関心そうな表情を浮かべて彼は言った。
「ああ、もちろんさ。フリー、僕が誰か忘れたのかい？」
「さぁ…でも、出るからには勝たなきゃダメだよ。相当自信あるんだ」
そんな彼はいつもと全く同じ口ぶり、態度だった。
ジョシュアはずっとこの男を、フリーを目標にしてここまで来た。憧れのフリーの前で負ける訳にはいかない。ジョシュアは、勝てる。
そういう自信が、なぜかあった。
「絶対に勝つさ！ジョシュアはヒーローだからね！」
俺は胸に手を当てて言った。
「ふーん…君らしいね」
フリーの声を背後に残して、ジョシュアは少しだけ笑みを浮かべてバトルステージに上がった。
テンサイ〈フリー・デラホーヤ〉→←アニキという人〈キット・ロペス〉
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名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 瀬央さん» 更新ありがとうございます！>ω< (2019年4月16日 23時) (
レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
瀬央(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» コメント感謝します！そうですよね、フリーの隠れた努力が彼の最大の魅力のひとつだと思っています！素敵なフリー、GTでも見たいですね！ (2019年4月16日 23時) (レス) id: c40734fe68 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 瀬央さん» 長文失礼致しました。 (2019年4月9日 1時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 瀬央さん» 「人並みの努力では、人並みの人間にしかなれない」フリーくんにぴったりの言葉ですね！「自分を越えたければ限界なんて作っちゃいけないんだ｡」(うろ覚え)フリーくんは尋常じゃないほどの努力をしているからこそ強いんですね…！ (2019年4月9日 1時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 瀬央さん» フリーくん書いて下さり、ありがとうございますぅぅぅゥぅ！！！そして更新ありがとうございます！！！ そう！！影の努力を惜しまないのがフリーくん！！！孤高の天才ブレーダーにも努力アリって感じですね！！ほんとありがとうございます！！！！！！！ (2019年4月9日 1時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
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