【スタミュ】〜私のプロデューサー生活〜3

91話 ページ8

北原「てめぇ、覚えるじゃねぇか！」


相手が分かったせいか、それとも言い方に何か思ったのか



私の中の糸がプツンと切れた



「はぁ？
先に芸能界に入るから辞めるって言ったのは
そっちでしょう！？
大体最後にあったの小学生だし！っていうか
芸能界に入るっていって普通ミュージカル学校にいるなんて思わないでしょう！」



半分キレ気味にいうと


北原「おっ、おう....」



南條「やられたねー廉、
俺的には廉をここまで言い負かす相手始めて見たよ」




「で？なんでここにいるのさ」



北原「親父に言われたんだよ、芸能界に本格的に入る前に綾薙入学しろってな
まっ、やるからには完璧にミュージカルごときに
熱くなるつもりもねぇけどな」





そう言い切る廉を見て、南條の方に視線を向けると
彼も同意だと言うようにコクリと頷いた




「そういうとこ昔と変わってないのね
でも....あんまり余裕ぶっこいてると足元救われるわよ、私に一度も空手で勝てなかった北原廉君」




南條「なにそれ、その話詳しく聞かせてよ
桐島さん」



「名前でいいよ、これからクラスも一緒なんだし
それに廉だけ呼び捨てっていうのも変でしょ？」




南條「それじゃお言葉に甘えて
俺のことも呼び捨てでいいよ」



「ありがと、南條因みに廉が合宿中に失神した話もあるけど？」



南條「Aとは気が合いそうだな〜
ライン交換する？廉の色んな話聞けそうだし」



北原「てめぇら、本人の許可なく
勝手に話を進めるんじゃねぇ！後Aも絶対教えんなよ！」





これが私と北原廉、南條聖との出会い



そして近いうちに、
私と南條で廉をいじり倒す日が増えることは
まだ秘密

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