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ユウ達に案内された席にいた先輩を
見て目を丸めてしまった
認識妨害魔法がバレたからどうやったのかと
思ってたけど...ハーツラビュルの副寮長達相手なら
部が悪かったか
心ではこんなこと思ってるけど
勿論表面上は無だよ！
だって、1年でこんな魔法使ってるなんて
訳有りです！って看板背負って歩いてるもんだしね！
絶対勘繰られる、あーーーー嫌だ(ヤケクソ)
ケイト「うわぁ！ほんとうにイグニハイド寮生じゃん！しかもマジカメ映えしそうな子！！
ねぇ、ねぇ君名前は？、部活やってる？
あっ、携帯ある？アドレス交換しよう！」
うわぁ、さすがイデア君調べ
陽キャラTOP3の1人...コミュ力半端ない
こちらが喋る隙も与えずに目の前で延々と喋る先輩
どうしようかと思っていると隣りにいた眼鏡の先輩が
助け舟を出してくれた
トレイ「こらこらケイト、新入生が困ってるだろう
マジカメ映えも分かるが少しは相手の反応も見てやれ」
イブキ「そーでーす
俺の弟がビビってるじゃないですか！
コイツ友達少ないからただでさえ喋るの苦手なのに」
後でシバイタロかお前
思わずイブキの足を踏んで後ろで震えてるコイツを
スルーしながら
「A・クロードです、兄がお世話になっています
部活は特に入っていません、アドレスは勘弁して下さい」
ケイト「えぇ、けーくんショック
じゃぁさ！せめて1枚一緒に撮ろうよ！」
「それもちょっと辞退したいです」
エース「お前も先輩相手に結構ズバズバ言うよな」
トレイ「ははっ、まぁいいじゃないか
この間はうちの寮生の問題に巻き込んで悪かったな
君は怪我とかはしなかったか？」
「はい、大丈夫です」
うーん、慣れてない人と喋るのはやっぱり苦手だ
変な返答のしかたはしてない....と思いたい
エース「あーあ、俺もイグニハイドにしとけば
良かったかな〜寮のルールとか緩そうだし」
「まぁ、法律なんてものはないけど
お互いのプライバシーを保つための条件ならそっちに
負けないくらいあると思うよ、人それぞれ違うし」
エース「....それはそれで面倒くさそうだな」
先輩とかは部屋がね、もう１つの世界が出来上がってるらしく入り方とか厳しいし
普段はキレないけど、自分のテリトリーとかに反したら手がつけられないほどキレるらしいから
ある意味要注意ね
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作者名：翠連華 | 作成日時：2020年9月22日 23時
