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イブキ「おーい、こっちだこっち」
ざわざわと人混みを潜り抜けて
列にならびようやく昼食をとり終えたろ頃
後ろで何やら言い合いが始まっていた
ギャラリーが注目する中
何処か聞き覚えがある声が複数聞こえたため
真っ直ぐにイブキが確保してくれた席に向かう
イブキ「ほんと、あの4人問題児だな」
「問題児というより注目を浴びすぎて
先輩達に目をつけられているだけでしょ」
イブキ「違いねぇ(笑)」
オムレツを口の中に入れながら遠くの喧騒を見守る
あっ、中にチーズも入ってて美味しい
「そういえばさ、ハートくんのあの首輪
何やらかしたの？」
目の前で鶏肉のグリルにがっついている兄に
聞けば、あの後夜中に腹を空かせて冷蔵庫にある
イチゴのタルトの1ピースを食べたそうだ
「えっ、それだけ？」
イブキ「そっ、なんでも寮長の好物のタルトだったのとハートの女王の法律にも.なんかあったらしいぜ
お陰でこっちは朝から機嫌最悪の寮長相手にしねぇといけねーからいい迷惑だっての」
細かいとは聞いていたけど
そんな理由の法律もあるのか....
「よくお前が引っかからずに過ごせたね」
イブキ「あー、実はちょっとヤバかったけどな
まぁ、俺がトレイン先生に昨日たっぷり扱かれたのも
知ってくれてたらしいし、先生にも頼まれたとかで
ちょっーと大目に見てくれたぽい」
あのシャンデリア事件、各寮長そして先生達も
知っているらしくイブキは校内放送でトレイン先生に
呼び出されるという黒歴史が生まれている
因みにイデアくんはリアルでその光景をハッキングして見ていたらしく
「いやぁ、あれは爆笑ですわw」
とのことだ
「ま、呉々も問題起こさないでよ」
イブキ「ヘーイ、そんじゃ教室に...」
グリ「A〜！！」
「えっ、」
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作者名：翠連華 | 作成日時：2020年9月22日 23時
