真紅の暴君 ページ20
あの後イデアくんともう特訓して
気配をギリギリまで薄める魔法を
教えてもらった
簡単に効力を説明すれば、大勢の中や食堂の中で
1人でいてもその他大勢に溶け込んで見えない
逆に、その魔法を使っていない人と2人で組んで座っていれば基本自分は認識しにくいがよく見たら
あっ！いたっ！ってレベル
でもこの魔法の難点は最初っから自分目的で
意識して見られすぎるとバレる
後は至近距離、教室の時ふっと隣りを見れば
「お前いつからいたの！？」
ってなる
この魔法を教室に入る時からみに纏い
教室の1番上の1番隅の机に座る
この角度が1番入り口から見えにくいのだ
ハートくんやスペードくんはまだしも
猫くんやユウにはバレる可能性があるので要注意
魔法に意識を高めながら座っているが
予鈴がなっても4人ともこない
逆にこっちが心配になってきた頃
4人がダッシュで教室に駆け込んできた
ハートくんはなぜか首に首輪をしてるし...
首輪を観察していれば....どこで見たっけ？
あっ、確か入学式の時に猫くんが赤髪の人につけられた....
あー、なる 何かやらかしたのか
うん、途中猫くんやユウがキョロキョロ見回していたがそこは知らんぷりで通す
これ以上目立つわけにはいかないんでね
そのまま、魔法薬学、魔法史、体力育成と3時間
過ごした
昼休み、適当に購買ですますつもりだったが
イブキから食堂で飯食おうぜ！
と通知が入っており
まぁ、魔法もあるし実は興味があったので
いいよと連絡する
後にこの選択を後悔するのはそう遠くない話しである
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作者名：翠連華 | 作成日時：2020年9月22日 23時
