甘くて苦い恋｢歌い手ヤンデレ」

浦島坂田船【続き】＊死ネタ ページ33

貴方side



貴方｢言うこと聞けばって…でも、私、こんなところにいたくないです！

嫌です！絶対に！」


私がその言葉を言うと、センラ先生を含む、4人の目付きが一気に変わる。

危険を感じ取ったか私は、後ろに後ずさっていくが、センラ先生がこっちに詰め寄ってくる。

壁に当たる感触。とん、と言う音と同時に私の胸ぐらを掴む。


センラ｢……あれ、今、なんて言うたっけ〜？可笑しいなぁ、センラ、老けましたかねぇ？」

笑顔だが、目には光が見えず、ただただ怖かった。


貴方｢いや、いやっ、ごめんなさ…」

ごめんなさい。と言いたかった。けど、それはセンラ先生の拳で掻き消された、


センラ｢……謝るなら最初なら言うなや。

余計に腹立つやろ。」


鳩尾を強い力で殴られた。息が吸えない。苦しい。


坂田｢センラ〜！最近キレ症とちゃう？」


志麻｢いつもの事やろ。」


うらた｢A、大丈夫か？」

手を差し伸べてくれたのに、あまりの怖さに手をはらってしまった。


うらた｢……お前、そんな事すんのな。」

とん、と押され床に倒れる。そしてうらた先生は私のお腹の上に足を置く。

そして、ぐりぐりぐり。と力を強めていく。


うらた｢…その顔、すっげぇそそる。最高。まーしぃ、」


志麻｢はいよ、俺がやるん？」


志麻先生が出したのはナイフ。

まさかとは思うが、流石にそこまではしない。


と思いたい。


志麻｢ほな、刺すで〜。」


ゆるゆるとした声で言った。その瞬間。腕に激痛が走る。

腕を見てみると、赤く染まる服に、血のついたナイフ。


貴方｢あ”がっ…！し、ま、せんせ…痛、い…」


志麻｢んー、もっと、」


坂田｢まーしぃばっかりずるない！？俺なんもしてない！」


志麻｢あっぶな、後ろからカッター投げたら危ないやろ。」


坂田｢刺さってもよかってんけどな。」


その方が独り占めできるし。と狂気じみたことを言う。


センラ｢休む暇なんかないんやで？」

次は腹部。ぐさり、とぐちゃ、と音がする。


口から少し血を吐く。


貴方｢いやっ、無理っ、やだぁ……！」


うらた｢無理じゃねぇだろ、ほら、お前が好きだった先生たちにこぉんなに愛されてんだぞ？」


違う。私が好きな先生は優しい先生


うらた｢でも、こんな俺らじゃ嫌なんだよね？」


うしさせ｢……それなら、少しさみしいけど。」



うらた｢死体でも愛してやるよ。」

心臓にナイフが刺さった。
最後に見えたのは返り血を浴びたうらた先生だった。

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