姉弟でマギの世界にトリップしたのだが……姉「私、煌帝国に着いた」弟「俺、バルバット」2人「………マジでぇええ"？！」【第三部】

◇125話◇【弟Side】 ページ33

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「(人1)！！本物の(人1)だっ！！」









ムギュムギュと力いっぱいに抱きしめてくるA。正直言って、俺もう酸欠状態……









何、出会ってそうそう、俺、Aに胸の所為で圧迫死すんの？









「うぷっ、A、息、できなっ」









必死にAから体を離そうとしたとき、ベリッと別の誰かに引き剥がされた。








圧迫死間逃れたわ……うん









「おい、A！！なんでコイツに抱きついてんだよ！！」








「別にいいじゃん！！それに抱きついてんじゃなくて、抱きしめてんの！！」







「んなの一緒だろ！！」







呼吸を整えていると、目の前で、Aがジュダルと言い争いをしていた。









「ま、まぁまぁ……」








「で、誰なんだよオマエ！！」








落ち着かせようとジュダルに近寄ったら、物凄い勢いで睨みつけられ、指を指された。








人に向かって指を指さしちゃいけませんよ、黒マギクン。まぁ、言ったら氷でぶっ刺されそうだけど……とりあえず









「俺は(人1)、そっちに居るアリババの義兄だ」








「そうじゃねぇ！！」









自分の自己紹介をしたらジュダルに怒られた……なんでだよ！！オマエから誰だ！！って聞いてきたんだろ？！









「オマエは、Aの何なんだよ！！」







「Aの？……あぁ…」








なるほど、コイツは俺とAの関係を聞きてぇのか。









まぁ、俺とAは、実の姉弟なんだけど……








ん？









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待て待て






ちょっと待て









俺は改めてAの姿を見た。









服装は、確か、白瑛さんと同じタイプの着物に配色は白龍と同じ白黒、ただ白瑛さんの着ているピンクの部分が紺色なだけ。








確かこれ……練家の人じゃないと着れない服装だよな？








しかも、年齢的にAは俺よりも年下だと思えるし……






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こんなんで、“俺達、姉弟です”なんて通用しないんじゃねぇか？！

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