◇113話◇【?Side】 ページ20
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カチ…カチ…
草木も眠る夜。王宮の一室の入り口を厳重に警護している部屋があった。
「……」
その部屋の中には、この国の……バルバッド王国第3王子、アリババが忙しなくウロウロとしていた。
「アリババさん、落ち着いてください」
「そうだよ、落ち着いて、アリババくん」
アリババの様子に、青髪に三つ編みの少年と緋色の髪の少女が声をかける。
「アラジン…モルジアナ……そうだよな、落ち着かないと…」
少年少女……アラジンとモルジアナにそう言って苦笑した。
その時
バダン!!
「「「?!」」」
突如、部屋の窓が開き、突風が3人を襲った。
部屋の中を明るく照らしていたロウソクは火を消し一瞬にして辺りを暗闇にした。
ドスっ…
「うぐっ?!」
「「アリババくん(さん)?!」」
暗闇の中で、鈍い音と共にアリババの呻き声が聞こえる。
突然の出来事により、事態を把握しきれなかったモルジアナは、動けずにアラジンは何も見えていない状況だ。
窓にゆっくりと誰かが近づく。
月光が反射して、顔が見えない。いや、その人物は、頭からすっぽりと黒いローブを被り、素顔を隠している。
左肩には、先ほど気絶させたであろうアリババがグッタリと担がれていた。
モルジアナはすぐさま戦闘態勢を取るが、えっ…?と目の前の人物を疑った。
ローブの人物は、身軽に体を翻し、窓から姿を消した。
「モルさん、早く追いかけないとっ!!……モルさん……?」
動かないモルジアナに、アラジンが言うが、彼女の様子がおかしい。
まるで信じられないというような表情だ。
「アラジン………あの、ローブの人
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(人1)さんの匂いがしました……」
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ナニガドウシテ?ワカラナイ?
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玲 - 今までみた中で一番面白いですこれからもどんどん書いて行ってください (2015年10月4日 22時) (レス) id: b6c64fc5ff (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - あっ、私は、ジュダルとくっついてほしいです!!!! (2015年9月5日 18時) (レス) id: f5ed3cf1fa (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 頑張ってください!更新待ってますね( ^ω^ ) (2015年9月5日 18時) (レス) id: f5ed3cf1fa (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - 弟すごいですね!かっこいいー!! (2015年8月21日 19時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
kyuu@歌い手love(プロフ) - 氷魔法はサグルじゃなくてサルグですよー (2015年8月21日 18時) (レス) id: e51e41bcea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千夜一夜月 x他1人 | 作成日時:2014年11月30日 16時