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~winter~ 2day ページ16
私はもう死ぬんだ
幸せなんて夢見ちゃいけないんだ
もし生まれ変われるのならまた貴方に逢いたい。
部屋に戻り布団に入り泣きじゃくりながらその夜は寝た。
そして次の日無惨様のお家が何者かにより襲撃を受けたとの連絡が入り体調など気にせず私は無惨様の元に向かった。
彼は無事だったようで布団の中で眠っていた。
“よかった…”
不安が安心に変わった瞬間私の全身の緊張がほぐれその場に座り込む。
その音で起きてしまったのかこちらを向き“ここで何をしている”と私に問いかけてきた。
何故かその顔はいつものように苦しそうではなくて、どちらかと言うと元気を取り戻しているようだった。
“お家が大変な事になったとお聞きしましていてもたってもいられず来てしまいました…”
そう私が言うと“そうであったか。悪いですがそこの襖を閉めてこちらへいらっしてください。”
久しぶりに聞く丁寧な言葉、私はただ“はい”と返事をし彼に言われた通り襖を閉めて彼の元に行った。
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作者名:天野 空 | 作成日時:2020年12月19日 0時