明日ハレルヤ《Kota.Y》

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スコープがここに来て1ヶ月、

そろそろ俺のユニットのメンバーに

会わせていいかな、なんて思ってる。

まあ、もうすぐ実践練習があるからなんだけど。



「今日、ユニットのメンバーに会うよ。」

「きょう、あう、だれ？」



あ、そうそう、言葉そのものを

ほとんど知らなかったスコープに

たくさん話しかけたことで

意思疎通ができるようになった。

それなりに、だけど。

それから、多少触れるくらいなら

大丈夫になった。

怯えて睨まれたり、

避けられたりすることはもうない。



「うさぎちゃんとソニとファルジュニの3人。」

「うささん、そに、ふぁる、さんにん」

「3人は名前じゃないよ。」

「…？」



わかってないけどまあいいだろう。

そういえばもうすぐ予定の時間だ。



「ギーク、いるの？」

「あ、うさぎちゃん。3人いる？」

「俺はラビットじゃねぇってば。3人いるよ。」

「鍵開けたよ、入っておいで。」



オンタイム、素晴らしく時間ぴったり。



「うささん、そに、ふぁる、さんにん」

「うん、だから、3人は名前じゃないって。」








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