明日ハレルヤ《Kota.Y》

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体術のテストでは、

恐ろしいくらい触れるのを嫌がりつつ、

それでも大きい人相手に

どんどん勝っていった。

そのどれもが15秒程度の

短い時間で終了していた。

完全なる理想的な試合だ。

ただ、次第に弱くなっていったのは

体力と筋力がないからだろう。






剣術は苦手らしい。

見ている感じ、

スコープにとってあのナイフは

重い上に大きすぎるようだ。

1番小さいサイズを

使っているはずなんだけどな。

使い方をわかっていないことと

疲れているのもあって動きが鈍い。

また今度、俺が軽くて

もう少し小さい威力のあるやつを

作ってあげよう。



「お疲れさま。急にでごめんね？

でも、君、名前ないでしょ？

だからね、君の名前は『スコープ』

遠距離射撃があんなに得意な人初めて見た。

他のもすごく強いね。

将来一緒にグループ組んだ時が楽しみ。」

「…」



伝わったか、伝わっていないか。

それでも、これからたくさんの

言葉を教えてあげればいい。

あ、その前に心開いてあげないとね。







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