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部屋に戻ったが
俺のベッドの真ん中で寝ているのは伊野尾。
毛布でいいか、と少し厚手の毛布をかける。
どこで寝るべきかと考えつつ、
そういえば頼まれてたことがあることを思い出して
伊野尾を見れる位置でパソコンを開く。
「ごめんなさい…許してください…」
そんな声にふと目線をあげると
浅い息を繰り返しながら呟く伊野尾がいた。
「大丈夫…大丈夫…」
聞こえてなくても、わからなくてもいい。
いつか届くと信じて声をかけ続ける。
「や…ぶ……？」
起きたらしい。
「俺、なんで泣いてるの…？」
覚えてないようだ。そっちの方が好都合だった。
「辛かったこと、思い出しちゃったみたい。」
「これ、薮のベッドでしょ？
もしかして寝てない？」
人の話聞いてないや。
さっき自分が聞いたことに答えたんだけど。
「気持ちよさそうに寝てたから。
昨日、寝れてない感じだったし、
邪魔しちゃ悪いかなって。
俺もやることあったしね。」
「一緒に寝て？明日も仕事だし。」
伊野尾の隣で寝るのなんていつぶりだろう。
「いいよ。」
おやすみ、そう呟いてまた眠りに落ちた伊野尾。
俺の意識も遠のいていった。
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奏月聖夏(プロフ) - ありがとうございます。また、投稿することがあれば是非読んでください。 (2017年12月31日 9時) (
レス) id: 2c6cd7e724 (このIDを非表示/違反報告)
もー - すごい！続編楽しみにしてます！ (2017年12月30日 17時) (レス) id: 6fb8fb0ba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏月聖夏 | 作成日時：2017年12月25日 22時
