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いた。
きっとずっとここにいたのだろう。
冷たい雨の中で触れた体はとても熱く、
熱の高さを物語っている。
何か言っているように聞こえたのは
何かに向かってただひたすらに謝る声だった。
ごめんなさい、ごめんなさいと
うわごとのように繰り返す薮。
どうしてもっと早く
ここにいる可能性に気づかなかったのだろうと
自分を責める。
とりあえずこれ以上濡れないように、
建物の中に入ろうと薮を背負う。
軽い。余裕で持ち上げられる。
それがずっと
何も食べいていなかったことを
容易に想像させる。
タオルはないので楽屋まで濡れたまま帰る。
水が落ちて道になっているが気にしていられない。
グルチャに薮を見つけたことを報告して、
タオルを探す。
ようやく2枚重なっているのを見つけだし、
服を脱がせる。
その瞬間入って来たのはメンバー全員で。
痣だらけの体が晒される。
「伊野尾くん、変わるから自分も着替えて？」
助け舟を出してくれたのは高木。
プチパニックに陥りかけていた俺の頭は
なんとか再始動する。
大ちゃんが光と7を外に出してくれて、
俺は着替える。
高木が慣れた手つきで着替えさせるのを見て、
これが初めてではないことに気づく。
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奏月聖夏(プロフ) - ありがとうございます。また、投稿することがあれば是非読んでください。 (2017年12月31日 9時) (
レス) id: 2c6cd7e724 (このIDを非表示/違反報告)
もー - すごい！続編楽しみにしてます！ (2017年12月30日 17時) (レス) id: 6fb8fb0ba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏月聖夏 | 作成日時：2017年12月25日 22時
