バロメーター66 ページ17
ドアを半開きにしたまま固まる私を先生が無言で見る。
え、気まず。
……先生さっきの話どこまで聞いてたのかな。
「……いたのか」
『いました』
――ムラムラッ
まぁただよ。
もう毎回の事に私も嫌な顔を隠さずに出すと、彼もムッとした顔をする。
「そんな顔するなよ」
『いやぁ』
「お前のせいだぞ」
教師とは思えない発言をする彼を軽く睨む。
『ちょっとは我慢しようとか思わないんですか』
「別に」
はぁー？
別にってなんだよ別にって。
お前も反省文書いてこい。
はー、もうさっさと寝よ。
先生を無視して共同スペースから出ようとした時。
「……我慢しようとは思ってるんだがなぁ、唇も可愛いし笑顔も可愛いし、不安そうな顔も可愛いからなぁ」
――ムラムラッ
……くそが。
後ろからからかう様な声が聞こえてきた。
あれ聞かれてたんだ。
最悪。
あーもう最悪。
後ろを振り向いて彼を睨むと、捕縛布が体に巻き付いてゆっくりと引き寄せられる。
あーもう最悪！！
「随分とモテるみたいだな」
――ムラムラッ
「あの感じだとバロメーターが大変なんじゃねえか？」
勘弁してくれよこの淫行教師が。
『はなしてください、』
「ついでに言うと俺は胸もこれくらいが好きだぞ」
な……っ！
彼はそう言うと、私の胸を強調する様に肋骨を捕縛布で縛り上げた。
『やっ、ほんとに、やだ……っ』
ニヤニヤ笑う彼のバロメーターがどんどん上がっていく。
『もお、言うから……！校長先生に言います……っ！』
「じゃあ俺も轟との事校長に言うぞ？」
『……っ、さいてい』
「あー？お前らが悪いんだろ？学校の廊下であんな事してるのがいけないんだよな？」
そう言われると何も返す言葉がない。
『……でもっ、だからって、先生がこういう事、していいわけじゃ――』
「いじめてほしそうな顔してるからだろ？」
目の前の彼は口元に笑みを浮かべて楽しそうな顔をしている。
『してないです……っ、』
「そんなんだからエ ロいだのなんだの言われるんだよ」
そんなんって、先生が悪いんじゃん！
「どうなんだよ、みんなお前の事見てムラムラしてんだろ？」
『してないです……っ』
いや、してます。
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Selena(プロフ) - おいやみーさん» ご指摘ありがとうございます🙇♀️ 確かに言われてみればそうだ笑 原作を全て忠実に再現しきれているわけではないので、他にも矛盾点があるかもしれないですが、そこはご愛嬌という事でお願いします🥲 (1月6日 16時) (
レス) id: b337fdb84f (このIDを非表示/違反報告)
おいやみー - 志村転弧だと死柄木が思い出すのは髪が白くなった泥花事件以降では？ (1月1日 10時) (レス) @page34 id: df2aa3c6fc (このIDを非表示/違反報告)
う - 宇宙の塵ルートだけはwwwwwwおもしろすんぎぃっ (9月30日 18時) (レス) @page38 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - 秋田の肋骨さん» ご指摘ありがとうございます🙇♀️🙇♀️ (8月12日 23時) (レス) id: 17f1437868 (このIDを非表示/違反報告)
秋田の肋骨 - すき。めっちゃ好みです！ 修学旅行ではなく，林間合宿では、、、？ (8月12日 1時) (レス) @page50 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Selena | 作成日時：2023年3月24日 10時
