ななじゅーごぉ ページ44
「相澤さん、昨日は本当に、申し訳」
「怪我人は寝ていてくれ」
……え、それだけ？？
「初めてお前の任務の様子を見た時、、」
あぁ、眼鏡に尻込みしてたときかぁ。
「お前の強さは知っている。それでその怪我だ、相手の強さくらい想像はつく」
……ブルップ、かぁ。
正直、やっぱりさぁ、アイツがあんまり強いようには思えないんだよ。
呪力の使い方が雑で、呪術師としては、まぁ雑魚。
だからこそ、すぐに居場所がわかったんだし、攻撃も多少の余裕がつくれた。
……ただ、格闘技を極める者としては、あれ程の人はなかなかいないと思う。
悟より……雪菜ちゃんより強い、かもしれない。
傑よりも。
アイツのオーラの起因は、そこ。
「手を抜かれていないなら、こちらも文句が言える立場ではないからな」
……そーなんだぁ。
なんか拍子抜けした。
「……今日なら多分、こっちの人に繋がると思うので、連絡してみます」
「……頼む」
あ、
「あと！」
「オリジン、」
「探してみます、私のオリジン」
「…………そうか」
『……なるほどねー、そんなマッチョ？ww』
「……昨日は悟も雪菜ちゃんも恵も学長も真希先輩も、何してたのぉぉ！！！！！！！！！！！！！」
『椿今、病院じゃないの？ww』
うっさい今そんなの関係ないでしょこのクソ長身白髪目隠し以下自主規制！！！！！！！！！！！
「……中庭とはいえ、電話はお静かにお願いします」
あっはい、すみません。
『ごめんごめん、でも大変だったんだよ？ こっちも特級呪霊が襲撃してきてさ、』
え？
昨日は交流会じゃなくて？？？？
『そだよー』
「敵の本拠地に攻めるとかバカすぎでしょぉ」
『……いや、宿儺の指６本に、受胎九相図の１〜３番が盗まれた』
……ふぅん。
『お互い、気をつけた方がいいね』
……そだね。
『ヒーローと共闘だし、恵と真希を向かわせるよ』
りょーかい。
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作者名：Sela | 作成日時：2022年5月27日 22時
