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ろくじゅーよん ページ26
んがぁぁぁ、水の癖に生意気な動き方しないでよぉぉ！！！！！！！！！
「皆もダラダラやるな！」
やってねぇよ真面目ですっ！！！
「何をするにも、オリジンを常に意識しとけ」
「向上ってのはそういうモンだ、」
「何の為に汗かいて、何の為にこうしてグチグチ言われるか、」
「常に頭に置いておけ！」
……オリジンねぇ。
私の、かぁ。
そんなの、たった一つにして、たった一人。
決まってるでしょ？
「オイ、どこ見て歩ってんだ、、ってコイツ、」
「っこ、こないでっ！！！！！！」
「ちょ、おいお前っ！！！！」
あの時は、残念な目をしてたっけ。
「やっと捕まえた………ったく、俺の手を煩わせやがって、」
「っ！！！」
「おい、お前、名前は」
「………大変恐縮ですが、私が名前などという、素晴らしいものを持つように見えるのでしょうか」
「はぁ………じゃ椿」
私を構成するのは、半分以上がアイツなのは、流石というしかない。
「ごめんなさい！ごめんなさい！！」
「別に謝ることでもねぇよ、」
「ごめんなさい！！！ごめんなさい！！！！」
「うるせぇな！」
「ここには、お前をどうこうするような奴なんかいねぇよ」
「どうしても、ってんなら、胸張っとけ。それでこの件はチャラな」
ヒーローごときが憧れるようなＮｏ．１なんて、アイツどころか、私の片腕にすら及ばないのに。
同じ最強でも、格が違うんだから。
……………本当に、
「どうしようもない、クソ野郎だよ」
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作者名：Sela | 作成日時：2022年5月27日 22時
