よんじゅーいち ページ3
「……さて、爆豪と霧峰以外は、全員コードネームが決まったな」
私ってここにいる意味あった？？？
「とりあえず、霧峰はこの後職員室に来い、これでHRは終わりだ」
……えぇー？？
まぁどうせ、職場体験中についての話なんだろうけども。
本音言っていい？？？
………めんどくさぁっ。
「お初にお目にかかります」
「いえ、こちらこそ。霧峰の任務にはいつも助かっています」
………いつもなら飛びつきたい。
でも、今は見たくなかったなぁぁぁぁ。
「雪菜ちゃん、」
「職場体験の話をしに来たの」
あっ………
「っ霧峰、」
相澤センセーの焦った顔が見て取れる。
きっと私、歪んだ顔してるんだろうなぁ。
だってぇ、昨日の今日で、流石に会いたく無かったぁ…………
「…職場体験は１週間だ、だから初日と最終日は校内の見回りをしてもらい、残りの５日間で、そちらの学校の方でトレーニングしてもらう事になった」
……建ててないけどフラグ回収ぅ。
「その事なのですが」
「貴校の敷地を貸していただくことは可能ですか？」
えっ？
「と、おっしゃいますと」
「今、彼女を高専までは帰せません。それに、その方が、彼女の任務の負担も減らせます」
「呪術師は万年人手不足……放課後にも、別の任務ばかりで、流石に高校生にはハードかと」
階級が高いのもあるでしょうけど、と雪菜ちゃんは付け足してくれた。
………。
「校長にも確認させてください」
「もちろんです、お願いします」
相澤センセーがどっか行っちゃったぁ。
…え"、２人きり？！
センセー待ってぇぇぇ！！！
「……椿、」
「そろそろ、水龍奏術の指導をしていくから」
あっ。
「恵も心配していたわよ」
…うん、
「他の２人はいいから、せめて恵位とは、ちゃんと話しておきなさい」
……そう、だね。
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作者名：Sela | 作成日時：2022年5月27日 22時
