さんじゅーさーん ページ43
「話を戻しますけど、五条先生、」
「釘崎は経験者ですよね。今更じゃないですか」
く、くぎさき？？
新入生の名前かなぁ。
おっかない名前してる………雰囲気が。
『名は体を表す』って言葉がデタラメだと信じたい。
「……悠仁も椿もさ、イカれてるんだよね」
はっ？！
え、バカにしてるって解釈であってます？？？
「異形とはいえ、生き物の形をしたものを、自分を殺そうとしてくるものを、一切の躊躇なく、とりにいく。」
「悠仁は君みたいに、昔から呪いに触れて来たわけじゃない」
ゆーじ？
なんかありきたりの名前。
「フツーの高校生活を送っていた男の子が、だ。」
ん？？
ちょっと話が読めないなぁ。
つまりは、その、くぎさきゆーじ、って子、元パンピーだったってこと？？？
は？？？？
え、私、パンピーとアオハルなんてごめんだけど。
「で、椿も恵とちょっと違う」
ん？呼んだ？？
「初めて見たときは驚いたよ、呪力感知が物凄く正確だったからね」
……はぁ。
「多分、生まれながらにできたんだろう。」
……………はぁ。
「初めて見かけたとき、椿の家出の最中だったんだけどさ、呪霊がいた道だけ、避けて走ってんの！」
「どんなに遠くに呪霊がいようと、ね」
え、そうだっけ。
そもそも、それって凄いことなの？？？
「……コイツが？？」
ちょ、恵ぃ？？？？
「より自分にとって危険な道はどっちか、呪力の量と質で判断できていた。」
ふーん。
え、何で恵、そんなに驚いてるの。
普段だって、任務で呪霊がなんきゅーくらいだなぁー、って見積もるじゃん。
「それとこれとは話が別だろ」
え、どこが？？？
「…………」
……無言悲しい。
「…要は、強い呪霊を視る機会がなかった、ってことさ」
……言われてみればそうかも。
まぁ、出身が田舎だったのもあるんだろうけど。
でも、故郷なんかどうでもいいし！
私を捨てた奴らなんか知らなぁい！
「……それで、初めて３人で実地訓練した時に大泣きしてたのか」
えっちょっ、何でそれ思い出させちゃうのぉっ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪(プロフ) - 校長にモフらせて、だと！？私も混ぜて！！← (2022年3月17日 22時) (
レス) @page10 id: fef02b0b38 (このIDを非表示/違反報告)
Sela(プロフ) - 初コメ有難うございます！術師とヒーローは根っから違うから、原作者の性格なんかも出ますよね。どちらも生かせるように、マイペースに更新頑張ります(^^)v (2022年3月13日 11時) (レス) id: 245c4e53a3 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 私もこの世界線で術師やってたらヒーロー嫌いになってたろうな…だってなんか手柄横取りされそうだし。この作品面白かったです。応援してますね！(^▽^) (2022年3月13日 1時) (レス) @page8 id: fef02b0b38 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sela | 作成日時：2022年2月27日 18時
