６９ (Yuri Side) ページ21
.
マネ室で下ろすとAは水筒を取り出して、
ゆっくり飲んでから、話し始めた。
「ごめんね。また、助けてもらっちゃった。
今回は、本当に、守ってくれた。
ありがと。」
『覚えてたの？
でも苦しくなっちゃったから完璧ではないね。』
「そんなことないよ。」
『今日はどうして…』
「遅刻だね。もうそろそろ、行かなきゃ。」
そう言って、僕の聞くだろうことを予想してなのか、
話を止めた。
立ち上がろうとしたとき、
Aはフラついて、立っていた僕の方に。
抱きついてきた。
「ご、ごめん。」
慌てて離れていくから、寂しくなる。
そんなに僕のことは意識できない？
「え？」
口をあけてポカンとしている。
『は？』
「いや、今、なんて…」
最悪、声に出てた…
なんでこういうときに限って。
『っなんでもない。教室までかばん持つ。』
「あり、がと。」
そのあとは会話もなく、ただ教室まで歩いただけ。
２組に着いて、カバンを渡したら僕も教室に向かう。
後ろから「A遅いぞー。どうしたんだー。」
って先生の声が聞こえてきた。
Aはうまく誤魔化せるのかな。
さっきの人たちの１人と同じクラスか。
心配だけど、終業式だけだから。
一応圭人にLINEいれとこう。
「知念、どこ行ってたんだ。」
同様に僕も担任に聞かれた。
普通聞かれるよね。
『すみません。委員会の仕事してました。』
「そうかそうか。ご苦労様。」
素行不良なく成績優秀にしてると、
余計に突っ込まれることもない。
普段の行いで得をした。
こういうときの優等生だよね。
.
７０ (Yuri Side)→←６８ (Yuri Side)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1009人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しんくれろ(プロフ) - なのなのさん» なのなの様、コメントありがとうございます。完結までお読みくださったことに感謝致します。素敵なお言葉をいただき、大変嬉しく思っております。これからもきゅんきゅんしていただける作品をかいてまいりますので、よろしくお願い致します。 (2019年3月12日 23時) (
レス) id: 511d47d7b1 (このIDを非表示/違反報告)
しんくれろ(プロフ) - カメラマリンさん» カメラマリン様、コメントありがとうございます。そして、完結までお読みいただき、誠にありがとうございます。キャラぶれしている気がしして心配でしたので、このようなコメントをいただけて嬉しい限りでございます。宜しければ、次回作もよろしくお願い致します。 (2019年3月12日 23時) (レス) id: 511d47d7b1 (このIDを非表示/違反報告)
なのなの(プロフ) - 初コメ失礼します！連載当初から見てました。私には幼なじみはいないので、いいなーって思いながらキュンキュンしてました。これからも応援しています！最後になりましたが、完結おめでとうございます！ (2019年3月11日 21時) (レス) id: 544df7dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
カメラマリン(プロフ) - こんばんわ。いつも楽しみに読ませて頂いております。この物語のキャストの知念ちゃんの毒舌でSっぽい所とか、山ちゃんと大ちゃんの個性も湧き出ていてとても面白かったです。次回作、楽しみにしてます。お疲れ様でした。♪ (2019年3月8日 22時) (レス) id: 75c0524d4f (このIDを非表示/違反報告)
しんくれろ(プロフ) - hy8さん» hy8様、コメントありがとうございます。そして、完結までお読みいただき、誠にありがとうございます。番外編＃１を公開致しましたので、よろしければ是非ご確認ください。コメントいただけて本当に嬉しく思っております！！ (2019年3月7日 21時) (レス) id: 511d47d7b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しんくれろ | 作成日時：2018年9月19日 23時
