世界で一番嫌いなあなたが幸せでありますように。２

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涼介君たちと別れて数分歩いたのち、

カフェに着いた。



ふたりして食べたいものを注文。

私は苺のパンケーキで勝利君はチョコのパンケーキ。


ふわふわパンケーキが話題なんだから

これ食べないと損だよね。








運ばれてきたパンケーキは、

すっごくきれいで、すっごく可愛い。



「「いただきます。」」


「「おいしー！！」」



リアクションが同じで、顔を見合わせて笑った。



「本当にふわふわだね。」


勝利「松島の頭の中かってくらいふわふわ！」


「なにそれー分かりにくいよ〜笑」


勝利「えー良いたとえだと思ったんだけど。笑」






よくわからない勝利君の食リポに笑いつつ、

カフェでの時間を十分に楽しんだ。




帰りはいつもどおり、私の最寄り駅でバイバイした。







家に帰るとお母さんが夜ごはんを用意しておいてくれたけど、

パンケーキがおなかの中にいるから。


申し訳ないけど先にお風呂を選択。







湯船につかってぶくぶくしてみる。



今日の侑李は機嫌が悪い侑李だった。

ひとことも発しなかった。


全然私たちに興味がないような。

早く帰ってゲームしたかったのかな。




あと、圭人君の質問にうまく答えられなかった。

好きか嫌いかって言われたら、迷わず好きって答える。


でもその好きがどういう種類かって聞かれると、

難しい。

何度も考えるけど、結局わからないまま。




勝利君はほっこりできる、そんな存在。



友達以上恋人未満って、

こんな人のことを言うんじゃないだろうか。



結局私の“好き”の感情はどこがゴールなんでしょう。






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