91話 ページ46
北斗side
「先に一昨日の件は、本当にごめんなさい。」
いきなり振り返り、頭を下げる森本さんに思わず戸惑う
「…そんな、とんでもないです。頭を上げてください。森本さんは何も間違っていないと思います。私の方こそ、勢いで偉そうなまねをしてしまってすみませんでした。」
そう頭を下げ返すと、ありがとうと言って訳なさそうに頭を上げて困ったように微笑まれた
「田中樹さん？だったかしら」
微笑んだ顔のまま森本さんがいきなりそう投げかけてきて、いきなり出てきた幼馴染の名前に驚く
「えっ、樹ですか？はい、私の友人ですけど…」
確かにお見舞いには行ったと言っていたけど…何かしたのか？
そういえば、慎太郎が目を覚ました連絡も何故か樹に来てたけどそれと関係あるのかな、
「あの人がもう1人の可愛らしい男の子を連れてお見舞いに来てくれた時に、少しだけですけど話をしたんです。」
可愛い男の子はきょうもっちゃんだな、まさか話をしてたなんて思ってなかった
「何の話を？」
「まず開口一番、貴方は不器用で口下手で、人に全然興味示さないし根暗だし、友達なんて俺くらいしかいなかったんですよ。って言ってました」
「…えっと、はい？」
なんだそれただの悪口じゃねえか！あいつ、喧嘩した腹いせで俺の恋路を邪魔する為にわざわざ悪口伝えに来たんじゃねえだろうな！？
樹のやつ、これ以上変なこと吹き込んでたら承知しないから…
頭の中で樹を一発殴るシチュエーションをしていると、森本さんがフフッと笑って全部顔に出てしまっていた事に気が付く。慌てて咳払いをする振りをして表情を整える
「でもね、慎太郎と出会ってから貴方は変わって、色々あったけど、割と長い付き合いの中であんなに楽しそうなあいつ初めて見たんです。って、何でだろう、少し寂しそうな顔でおっしゃってました。」
「……そうですか。」
「だから認めてあげて欲しいとかそんな事は皆まで言わずに、ただ貴方と慎太郎を引き剥がさないで欲しいって何度も頭を下げられてました。」
そんなの、聞いてない。結局俺今でも樹に助けられてばっかじゃんか
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陽向 - 尾崎さん» ありがとうございます！また読みますね♪ (2022年1月6日 16時) (
レス) id: cd699a7473 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎(プロフ) - 陽向さん» はじめましてコメントありがとうございます！2周もして頂けるなんて感動です（ ; ; ）またお話再会しようと思っているので宜しければ最後までお付き合いください！陽向様に楽しんで頂けるよう頑張ります^ ^ (2022年1月5日 18時) (レス) id: 31ee2d5f43 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎(プロフ) - 鴎花さん» はじめましてコメントありがとうございます！！本当に有難いです（ ; ; ）またお話再会しようと思っているので宜しければ最後までお願い致します。^ ^ (2022年1月5日 18時) (レス) id: 31ee2d5f43 (このIDを非表示/違反報告)
陽向 - しんほく大好きなので読んでいて楽しかったです♪もう2周してしまいました！続きを書かれる予定はありますか…？無理のない範囲で書いていただければ嬉しいです♪ (2021年12月30日 23時) (レス) id: cd699a7473 (このIDを非表示/違反報告)
鴎花 - 好きです。ほんと面白いですこの小説。もう一気に読んでしまいました！ (2021年12月12日 12時) (レス) id: ae229e33a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尾崎 | 作成日時：2020年5月31日 21時
