62話 ページ17
北斗side
〜 当日 〜
…遅い。10時30分に現地集合！と元気よく提案してきた樹と京本くんが来ない。慎太郎と2人で目的地である遊園地の前で待ってもう30分オーバー
寝坊でもしたのかな…
「あ、きょもから連絡来てるよ〜」
慎太郎がそう言ってケータイの画面を俺の方に向けてくる
大我「ごめんちょっと遅れる」10:50
…いや連絡してきた時間で既に遅刻してるし、自由な子すぎない？…まぁ樹も時間にルーズな方だし慣れちゃったけどね。それに…、
「そーだ！見て見て北斗、今日来る途中にめっちゃ可愛い猫見つけてね〜」
2人が遅れる事をさほど気にしてない様子の慎太郎がニコニコ笑いながら俺の隣へ近づいてきて子猫の写真を一緒に覗く
「また今度餌上げに行こうよ！」
そう言ってニコッと笑う慎太郎が可愛くて、じゃあ今日の帰りね。と言うと飛びはねそうな程喜んだ
…2人で待ってる今の時間も嫌いじゃないし、いいかな。なんて思ってると、
ごめんお待たせ〜と呑気に右手を上げ、逆の手で京本くんと手を繋いだ樹がダラダラこっちに歩いて来る
やっと来たな！何してたんだよ！と言おうとした時慎太郎が俺の横から飛び出した
「会うのは初めましてですね樹さん！俺が慎太郎です！よろしくです！」
きょももおはよう！と、何故か目をキラキラさせている慎太郎が樹と京本くんに駆け寄る
俺もちょっと慌てて3人の方へ小走りで向かって、予想以上の大声に少し眉間にシワをよせている樹に軽く挨拶をする
「元気だね慎太郎〜、今日はよろしく」
樹に続いて京本くんも、おはよ〜と呑気に手を挙げている
「なんか合コンの入り見たいだなぁ」
俺が何気にボソッと呟くと、え？！北斗合コン行ったことあんの？！と慎太郎が驚いた顔で勢いよくこっちに振り返る
…そんなに驚くことか？まあ、行ったことないけどさ、
「いや、行ったことな…「いやいや、こいつ高1の時から誰とも付き合ってないし合コンなんて行ったことねぇよな！北斗！」
こいつ…っ、俺が自分で言おうとしたのに余計なことまで言い上がって！人の口から言われるほど恥ずかしいことは無い
そんな俺の怒りを他所に、後で慎太郎がホッと胸を撫で下ろしていた
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陽向 - 尾崎さん» ありがとうございます！また読みますね♪ (2022年1月6日 16時) (
レス) id: cd699a7473 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎(プロフ) - 陽向さん» はじめましてコメントありがとうございます！2周もして頂けるなんて感動です（ ; ; ）またお話再会しようと思っているので宜しければ最後までお付き合いください！陽向様に楽しんで頂けるよう頑張ります^ ^ (2022年1月5日 18時) (レス) id: 31ee2d5f43 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎(プロフ) - 鴎花さん» はじめましてコメントありがとうございます！！本当に有難いです（ ; ; ）またお話再会しようと思っているので宜しければ最後までお願い致します。^ ^ (2022年1月5日 18時) (レス) id: 31ee2d5f43 (このIDを非表示/違反報告)
陽向 - しんほく大好きなので読んでいて楽しかったです♪もう2周してしまいました！続きを書かれる予定はありますか…？無理のない範囲で書いていただければ嬉しいです♪ (2021年12月30日 23時) (レス) id: cd699a7473 (このIDを非表示/違反報告)
鴎花 - 好きです。ほんと面白いですこの小説。もう一気に読んでしまいました！ (2021年12月12日 12時) (レス) id: ae229e33a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：尾崎 | 作成日時：2020年5月31日 21時
