【暗殺教室】人見知りの君へ【赤羽業】【浅野学秀】 (ページ25)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:19,806 hit

２5時間目～理事長～ページ25

貴方said

渚｢さようなら殺せんせー！｣

殺｢はいさようなら。｣

『…殺せんせー…』

殺｢おや華さん、貴方は帰らないのですか？｣

『うん…今日はお兄…烏間先生と帰るから職員室行く』

殺｢そうですか。…今日はお疲れ様でした。｣

『？』

殺｢カルマ君に勉強を教えていたでしょう｣

『あっ…あれはその…赤羽君がしつこかったからで…』

あの後も何度も話し掛けられて…私が折れた。

赤羽君、頭良いのにずっと質問ばっかで…

『…１人でやった方がいいと思うけど…(ﾎﾞｿｯ』

殺｢？何か言いましたか？｣

『あっいや…』

殺｢そうですか、何かありましたら遠慮なく言ってください。｣

『…ｺｸｯ』

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

？｢…答えは簡単。分解して並べ直す。合理的です。｣

…誰？

？｢はじめまして、殺せんせー。それと…烏間華さん｣

『…』

よくわかんないけど…この人…怖い…

私は、お兄ちゃんの後ろに隠れた。

イ｢この学校の理事長サマですってよ｣

殺｢にゅや!?｣

｢理事長｣という単語を聞いた殺せんせーはお茶を出したり、肩を揉んだりし始めた。

なんか可哀想…

理｢こちらこそすみません。いずれご挨拶に行こうと思っていたのですが、貴方の事は防衛省や烏間さんから聞いていますよ。｣

理｢なんとも悲しい生物ですね、世界の救世主となるつもりが世界を滅ぼす凶悪と成り果ててしまうとは｣

……え？

私は理事長の言った意味が理解出来なくてその場に立ち尽くした。

理｢よほどの事が無い限り私は暗殺にはノータッチです。十分な口止めも頂いてますし｣

イ｢ずいぶんと割りきっておられるのね。嫌いじゃないわそういう男性｣

理｢光栄です。…しかし、率直に言えばＥ組はこのままでなくては困ります｣

『…！』

殺｢…このままと言いますと成績も待遇も最底辺という今の状態を？｣

理｢はい｣

理｢華さんは働き蜂の法則を知っていますか？｣

いきなり話し掛けられて少し戸惑ったが、無視するのはマズイので小さく頷いた。

理｢そうですか。私が目指すのは５%の怠け者と９５%の働き者がいる集団です｣

殺｢それで５%のＥ組は弱く惨めでなくては困ると｣

理｢今日Ｄ組の担任から苦情が来まして｢殺すぞ｣と脅されたと｣

『!!』

…それ私と潮田君だ…

理｢一般生徒に逆らう事、それは私の方針では許されない。以後厳しく慎むよう伝えて下さい｣

急に理事長先生は殺せんせーに知恵の輪を投げた

殺｢えっいきなりッ…!?｣