【暗殺教室】人見知りの君へ【赤羽業】【浅野学秀】 (ページ12)

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１2時間目～涙～ページ12

烏間said

華の様子がおかしかった。

話を聞けば赤羽君がからかったんだな、と想像がつく

その事で華が｢学校やめる｣なんて言わなきゃ良いが…

烏｢一度、話合うか｣

烏｢ただいま｣

ｼｰﾝ

いつもなら、笑顔で｢お帰り｣という華の姿がなかった。

烏｢華？｣

リビングにはいると、ソファで規則正しい寝息が聞こえた。

烏｢寝ていただけか…まったく、心配させやがって｣

華が人前で笑わなくなったのは、小学４年ぐらいからだ。

俺の前では笑うが、昔よりは笑ってないだろう。

『んっ…』

烏｢起きたか｣

『あっ…お兄ちゃん…お帰り(ﾆｺｯ』

烏｢ただいま｣

『ごめんね、夕食今から作るね』

烏｢いや、今日は俺が作ろう。｣

『えっ…良いの…？』

烏｢ﾌｯ)あぁ｣

話は、夕食が終わってからでいいか。

―夕食後―

烏｢華、少し話があるんだが…｣

『？分かった』

烏｢華、本当はどうしたいんだ？｣

『えっ…』

烏｢初めは、暗殺のサポートをして欲しくて｢学校に行け｣と言ったが…お前の気持ちを考えてないと思ってな｣

『…本当は…学校なんて行きたくないっ！やめたい…っ…!それに…』

烏｢それに？｣

『…もうっ…傷付きたくない…私の…せいで…誰かがっ…傷付いてほしくない…!!』

うわーんと泣き出してしまった。

あまり泣かない華が、泣いた。

そこまで思っていたとはな…

烏｢ごめんな華、気づいてやれなくて｣

『ﾌﾙﾌﾙ』

烏｢でもな、俺は学校に行ってほしいんだ。｣

『でも…』

烏｢わかってる、それでも人との関わりを作ってくれないか？｣

『…』

烏｢それに、Ｅ組の皆なら受け入れてくれるだろう｣

『…分かった…も、もう少し…頑張ってみるよ…』

烏｢華！｣

『で、でも…!少しだけだからね！』

烏｢あぁ｣