大切な君に幸あれ (ページ3)

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1話ページ3

いつもの朝。

早く起きて、準備して、軽くメイクする。
そこから、全部準備を済ます。

それから彼が家を出る時間になったら
私もたまたま出るのが被ったふりをして家を出る。

これを毎朝何年も続けてきた。

｢あ、侑李、！おはよう。｣

侑｢咲良おはよう。｣

もし、侑李が誰かと約束してたとしても行先は一緒だから私も一緒に行ける。
これが狙いだ。

｢そういや、慧くんのイムスタのストーリーに侑李載ってたよー。｣

侑｢はぁ、、僕載せないでって言ってたのに。｣

｢でも、一瞬だったし大丈夫だよ！｣

侑｢一瞬でも嫌なんだけど、、｣

｢結構端の方だし目立たないよ｣

侑｢ならいいけど、｣

いつも会話の内容なんて薄い。

私が話しかけなきゃ話なんてないし、

でも、それでも会話の内容をひっしに作って
話しかける。

そうでもしないと侑李との関わりが薄くなってしまう

だから私は無理矢理にでも話し続ける。

私はずっと侑李の隣にいたい。

その思いだけで精一杯なんだ