オタク脳(特に文スト)な声優の謎多き日常2 (ページ3)

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まさかの出会い！ページ3

友紀side

服屋から無意識に急いで来てしまったのか予定時刻より少し早くて部屋には誰も居なかった。

暫くすれば誰か来るだろうと思ったので、暇つぶしの為に手近の椅子に座ってスマホの、あるアプリを開く。

ン？なーんで手袋してるのにスマホ使えるのかって？そーれーはーね？最近よく売ってある、手袋したままスマホ使えるよってやつあるでしょ？私の手袋、特注なんだけどそういう手袋とおんなじような加工してもらったから、嵌めたまんまでもぜーんぜんスマホ使えちゃうんだ。

さーて、異能石10連分溜まってたと思うんだけど…
(これで分かんない人はいないよね？！そう文マヨですよ！)って、アアァァー！！なっにこれ！？イベントやってるのは良いんだけど！夏バージョン？なのかな？ともかく織田作と安吾と黒だざさん(もはや隠してない…)が最高すぎる…色気が爆発しとる。
一言で言うと……さいっこう！

そんな風に脳内で叫びまくってた私は背後にいつのまにか誰かがいた事にも気づかなかった。

？『そんなに熱心に画面を見つめても、何も起きないぞ？』

突然頭上から低音のカッコイイ声が届く。驚きのあまりにいきなり立ち上がってしまったから、膝をしたたかにテーブルにぶつけてしまう。

痛みで頭が一杯になりそうになるが先ほどの声を思い返すとどうも聴き覚えがあって、その正体を知った私は後ろに本人がいる事に焦ってしまう。

？「だ、大丈夫？急に驚かせてごめんね？」

今度はその人の少し高め？と言っていいのか本来の声というか素の声で私を心配してくれている事に嬉しくなる。