ymmt編9◇ため息 ページ10
今朝のAちゃんの行動を考えてしまってずっとどんよりしてる。起きたときはめちゃくちゃうきうきしてたんだけどなと深いため息を吐いた。
「２１回目」
聞こえてきた声に、えっと反射で振り向くと声の主を視界に捉える。こうちゃんが心配そうな顔でこっちを見てた。
「山本さんどうかしたんですか？朝からため息ばっかり思わず数えちゃいましたよ」
「あ、うん…ハハ僕そんなにため息吐いてたんだ？」
２１回って相当だよね。朝のAちゃんが気になって仕方がない。先週はあんなにノリノリで仕事進められたのにこのままじゃダメだ。
「悩みですか？今日の昼休みは美味しいものでも食べに行きましょうか」
「え、ああそうだね…ありがとう、こうちゃん」
僕を元気づけようとお昼を誘ってくれた。こうちゃんは優しいよね。よし！このまま落ち込んでばかりはいられない、そう仕事はしっかりしようと両手でパチンと頬を軽く叩いて気合を入れる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「それで何があったんですか？」
こうちゃんと２人ランチに来た。オフィスを出る前に祥隆が俺も行こうか？と声かけてくれたけど祥隆は結依さんのお弁当があるから気にしないでと伝えた。あとでちゃんと教えてよ〜と言われちゃったから話は聞いてもらうけどね。
「ちょっと好きな子に避けられてる気がしてね」
「好きな子って春頃知り合った人でしたっけ？」
「うん、今週末にランチに誘ったんだ…だけど今朝会ったとき不自然に避けられた」
こうちゃんに訳を話すと難しい顔をしている。やっぱり誰が聞いても避けられてるって思う出来事だよね。
「確かにそれは気になりますね…でも好意的に解釈するとランチすることになって意識しちゃって避けちゃったってことありません？」
「僕のこと意識してくれたってこと？でもAちゃんの表情はそんな感じしなかったんだよね」
「うーんとりあえずランチは断られてはないんですよね？それなら鍵になるのはその日じゃないですか？」
「うんそれは僕もそうかなって思ってるけど、どうしても気になっちゃって仕事に身が入らなかった…こんなんじゃいけないよね」
「いやいや俺だってそんなことあったら気になって仕方ないですよ」
そう言ってこうちゃんは励ましてくれる。僕は周りに恵まれてるよね。ありがたいことだよ。週末まではしっかりと仕事をしてAちゃんとのランチを迎えたいと思う。
ymmt編10◇緊張の夜の過ごし方→←ymmt編8◇行動の意味
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佐伯(プロフ) - そのうちさん» わっ恋模様読んで頂いてありがとうございます！本当は書き終えてから公開したかったんですけどなかなか進まないので公開しちゃえと暴挙に出てます（笑）このあともドキドキ楽しんでください。私も完成するかドキドキ（ぇ）そのうちさんもお身体お気をつけてください！ (2021年11月14日 12時) (
レス) id: 6d502d1977 (このIDを非表示/違反報告)
そのうち(プロフ) - さ、佐伯さんのymmtさんさん話も読めちゃうんですか…！？毎秒感謝しながら読んでます…！！デートのお誘いがどうなるのかドキドキしつつ続きを楽しみにしております！寒いのでご自愛ください！ (2021年11月14日 9時) (レス) @page5 id: 7f613ac8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年11月9日 22時
