ymmt編39◆告白3 ページ40
「ねぇ僕たち彼氏彼女になったんだよね、祥彰って名前で呼んでほしいな」
私の顔を覗き込む山本さんはさっきまでの可愛さはなくなって男の人っぽい格好良い表情で私はドキッとした。山本さんってたまにああいう顔を見せてくれる。心臓が凄いことになって思わず胸を押さえてしまった。
「ん？Aちゃんどうしたの？」
『あの、山本さんが格好良すぎて心臓が大変です』
「僕格好良い？えへへ嬉しいな」
そう喜ぶ山本さんは可愛くなる。格好良いと可愛いが両立してるってどうなってるの…私の心臓付いていけるかな？
「でAちゃん、名前呼んでよお願い」
こてんと首を傾げてお願いしてくる。山本さん絶対自分が可愛いの分かってる気がする…ずるい。でも好き。
『よ…しあ、きくん』
「Aちゃん、もう一回呼んで」
『えっ！？もう一回ですか』
「今度はスムーズに呼んでほしいな？ほら練習」
恥ずかしいけどちゃんと呼びたくてギュッと目を瞑ったまま、祥彰くんと呼んでみた。そっと目を開けると彼は嬉しそうに微笑む。
「なぁにAちゃん」
まさか何と聞き返されるとは思ってなくて慌ててしまった。えっと何答えればいいのだろうか。
『え、あの…その、祥彰くんが好き…大好きです』
彼が右手で口元を隠す。それズルいよAちゃんと照れたように言う。慌てて言い返す。
『だって、祥彰くんが聞き返すから…』
「気持ちを隠さないAちゃんの威力が凄いことが分かった…僕も負けないようにしないとね、Aちゃんが大好きだよ」
真っ直ぐに大好きと言ってくれるから私も照れる。なんかこんな風にカフェで大好きだよって言い合ってる恋人同士ってよく考えたら恥ずかしいのかもしれない。
『うっ〜あのもう止めましょう、ちょっと恥ずかしくなってきました』
「こういうことは何度だってしたいけどね、ふふっでもここら辺で止めておこうか」
その後は少しお話をして、あまり長居してもってことで帰ることとなった。もっとお話したい気もするけどカフェだから仕方ないのかな。でも帰り道でもお話できるから祥彰くんと家が隣同士で本当に良かったなと思ったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐伯(プロフ) - そのうちさん» わっ恋模様読んで頂いてありがとうございます！本当は書き終えてから公開したかったんですけどなかなか進まないので公開しちゃえと暴挙に出てます（笑）このあともドキドキ楽しんでください。私も完成するかドキドキ（ぇ）そのうちさんもお身体お気をつけてください！ (2021年11月14日 12時) (
レス) id: 6d502d1977 (このIDを非表示/違反報告)
そのうち(プロフ) - さ、佐伯さんのymmtさんさん話も読めちゃうんですか…！？毎秒感謝しながら読んでます…！！デートのお誘いがどうなるのかドキドキしつつ続きを楽しみにしております！寒いのでご自愛ください！ (2021年11月14日 9時) (レス) @page5 id: 7f613ac8c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐伯 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年11月9日 22時
