ymmt編35◆彼の想い1 ページ36
楽しいお喋りをしながらのランチを終えて食後のお茶を楽しんでいる。会話が途切れて山本さんも私も何となく黙ってしまった。アイスティーを一口飲んで顔をあげると山本さんと目があった。にこっと微笑まれてドキッとしてると山本さんは口を開く。
「Aちゃん今日は一緒にランチ来れて嬉しかった、ありがとうね」
『私こそ…ありがとうございます』
「えっとAちゃんと知り合ってからもう４ヶ月経つんだね…」
山本さんに言われて思い出す。そんなに経ってたんですねと私が答えると山本さんは懐かしい話をしてくれる。さくらちゃん…確かに山本さんは私のことをそう心のなかで呼んでたとあのとき聞いた。まだ４ヶ月なのに懐かしく感じるのは何故だろう？
『さくらちゃん…なんだか懐かしいです』
「実は僕、さくらちゃんって呼んでる頃から気になってたんだよね」
気になることってなんだろう？まあ公園に１人で花見なんてしてる変な子がいたら私も気になるかもしれないけど…分からなくて聞き返すと山本さんは１人で花見してる私が可愛いって口にした。可愛いって…しかも夜にしか会わないから幻とも…山本さんそんなこと思ってたの？
『ま、幻ですか…』
「でも一度公園の前で僕がぶつかっちゃったでしょ？」
公園から出たところでぶつかったんだった。思い出して頷いた。山本さんは嬉しそうに微笑んだ。さっきから山本さんから目が離せない。
「さくらちゃんって実在したんだって思ったの、また会いたいって思っていたら何だか男の人たちに絡まれてて、僕内心びびってたんだけど思い切って助けに行っちゃった」
『え、私には度胸がある人だなって見えてたんですけど』
「恥ずかしいけど、精一杯虚勢を張ってたんだよ」
あんなに堂々として警察に連絡したかのように見せていた彼が本当はびびっていたなんて私は全く気づいてなかった。驚きとともに胸がギュッとなる。そんな怖い想いをしてまで助けてくれたんだと思うと自然と感謝の言葉を口にしていた。山本さんは気にしないでと笑っている。本当に優しい人だ。
「怖かったけどどうしてもAちゃんを助けたかった、僕は君のこと気になってたから…それに隣に住んでることが分かって嬉しかった」
私のことを気にしてくれていて隣に住むことを嬉しいと言ってくれている。なんだか山本さんの言ってることが信じられなかった。
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佐伯(プロフ) - そのうちさん» わっ恋模様読んで頂いてありがとうございます！本当は書き終えてから公開したかったんですけどなかなか進まないので公開しちゃえと暴挙に出てます（笑）このあともドキドキ楽しんでください。私も完成するかドキドキ（ぇ）そのうちさんもお身体お気をつけてください！ (2021年11月14日 12時) (
レス) id: 6d502d1977 (このIDを非表示/違反報告)
そのうち(プロフ) - さ、佐伯さんのymmtさんさん話も読めちゃうんですか…！？毎秒感謝しながら読んでます…！！デートのお誘いがどうなるのかドキドキしつつ続きを楽しみにしております！寒いのでご自愛ください！ (2021年11月14日 9時) (レス) @page5 id: 7f613ac8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年11月9日 22時
