pair days -episode 4-【番外編】 (ページ17)

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着せたいのか、脱がせたいのか1 ページ17

　
　
2020/12上旬
※vol.5『牛丼生活』と『実行できなきゃ減点クイズ』の間の話。
※このお話はいわゆるピロートーク、事後2人の会話です。だからと言っておとな描写はありません。まあいつものpair daysと似たような感じです(押し倒したりとか)

目覚めると彼に腕枕をされていて大きな手で頭を撫でられていた。彼としたあとに眠っちゃっていたみたいだ。そっと彼の胸に手を置けば、彼が気づいて、起きたの？と優しく甘い声で聞いてくれる。

『んっ、また寝ちゃってたね』

「まあそれは…Aが可愛かったから仕方ないかもね」

含みがあるように笑う彼、その笑みはたくさん彼に愛されたことを思い起こさせる。恥ずかしくなって視線を外して、仰向けに体勢を変えると彼は構わず私に話しかけてくる。

「でも可愛いAの寝顔が見られて、俺は嬉しいけどね」

『それはどうも……あの、ちょっと、寒いかも』

そのまま寝ちゃっていたから今は下着姿のままだ、彼が嬉しそうに話しているのが気恥ずかしくて、それを誤魔化すように寒さを口にした。肩口を温めるかのように擦っていると彼がギュッと抱き締めてくる。

「えーそんなの俺が温めてあげる」

『えっと、服を着たいかなぁ』

「暖房付いてるし、布団の中なら着なくても良いじゃない、なんならまた身体が熱くなることしようか？」

体勢を変えてガバっとのしかかられる。色っぽく微笑まれてドキッとしてしまう。また始まりそうな雰囲気に慌てちゃうし、何よりどうして拳くんはそんなに格好良いのか。

『あのっ、その、そう！みず、水が飲みたいかも、喉がカラカラなの』

「なるほど、確かに色っぽくて可愛い声いっぱい聞かせてくれたもんね。そりゃ喉も渇くか」

にっこり笑う拳くんに、彼にされることで声を我慢できなくて、いっぱい声をあげてしまったことを思い出して恥ずかしくなる。

『い、言わなくて良いから、水飲みにキッチン行くから服着たい。あれ、私の服ってどこだっけ？』

「あーAの服リビングで脱がしたから、あっちにあるんだよね」
　
　
　