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「あ、でも何もしないでいてもAのことガッカリするってことはないからね?何なら俺だけのAって感じに独り占めしておきたいくらいだよ」
『独り占めって言ってくれるのは嬉しいけど、少し困るかな?』
「言ってみただけだよ〜Aが好きなことしてるのが1番だよ。2人きりのときは俺のことだけ見てて欲しいけどね」
『2人きりだったら、私は拳くんしか見えないから大丈夫だと思う』
絶対だよ、と彼女と笑いあった。去年からずっと願っていた愛する人との2人暮しがやっと始まったんだなと実感する。忙しいときもこんなふうに笑いあって暮らして行きたいよね?これからもよろしくお願いね、俺の可愛い奥さん(仮)
あぁ早急に(仮)を取りたい。もう今日にでも婚姻届出したいくらいだ。既に婚姻届は証人欄含めてバッチリ記入捺印済みだ、戸籍謄本だって用意してある…出しちゃうか?ほら今日から6月なんだからいつ提出してもジューンブライド6月の花嫁には変わりないよね?
いやいや早まるな俺!Aの誕生日に夫婦になるって決めたんだから我慢だ我慢!提出しちゃダメ!耐えろ俺!!
『拳くん大丈夫?』
「えっ何が?」
『急に黙って考え込んでるから』
「あぁ何でもないよ。ただ俺は頑張って耐えるからAは俺のこと信じててね?」
ん?と何のことか分からないって顔して首を傾げている。
『拳くん耐えるって何か問題でもあるの?』
「いいや問題なんてないよ、俺が耐えられるかって話だから…Aは応援してて」
『全然何のことか分からないけど、耐えられるように応援してる、頑張ってね拳くん』
あぁAが可愛い!思わず朝イチで区役所に行きたくなってしまった。ってダメだろ!!可愛い彼女に応援されたんだから頑張って耐えなければならない。(仮)が取れるまであと8日!!
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結婚前にお弁当を自分の分も作ってふくらさんと同じものを食べていたって言う設定が私の脳内にあったんですよ。それをふくらさんが知る話を書き始めたのだが…脱線しまくり?書いてると余計なことまで書きたくなって文字数が増えていきます。最後の方に至ってはギャグになってるしwこんな行き当たりばったりな話でも楽しんでもらえたら嬉しいです。
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作者名:佐伯 | 作者ホームページ:
作成日時:2022年11月9日 1時